暁 〜小説投稿サイト〜
牛頭天王の結婚
第一章
[2/2]

[9] 最初 [2]次話
いからだ」
 それでと言ってだ、長者は天王にしっしという手の動作までしてそのうえでだった。門を閉じてしまった。
 天王もこれでは仕方なく憮然としつつ長者の屋敷の門の前を後にした、だがどうしたものかと思って村を歩いているとだ。
 ある小さくぼろぼろの家の戸が開いて彼に尋ねてきた。
「若し、旅の方ですか?」
「そうだが」
 夜になり暗くなっている中でだ、天王はその声に応えた。貧しい身なりで痩せた小男だ。天王はその者に対して答えた。
[9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ