第四章
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雨が二人の視界を邪魔して嵐が動きを妨げてだった。
それでだ、さらにだった。
モンスター達はひっきりなしに出てきた、コープチッティは斧モレイは刀で戦うがさしもの二人もだった。
大嵐の中では苦戦した、だがそれでも舟を何とか前にやり。
そしてだ、彼等は必死にだった。
アユタヤに進み並以上の者でもまず川に飲み込まれている状況でだった。
何とかアユタヤに着いた、それで薬を確かめるとだった。
揺れる船の中でも氷の中に入れてそして端に縛って固定していたので無事だった、それでコープチッティは氷を火を使う術で溶かしてだった。
それでだ、薬を持って警察署に行ってだった。
壇なの方は起きていたが彼にもう一度睡眠の術をかけて眠らせてからだった。薬を少し口に含ませて飲ませた。
それから薬を収めてだった、妻の方も眠らせて飲ませてそれからだった。
二人を同じ部屋に入れて誰も近寄らせなかった、そして起きた時は相思相愛の夫婦になっていて以後は喧嘩も起きず最高の夫婦冒険者となった。
ことは全て終わった、しかしここでコープチッティもモレイも二人共だった。
嵐の中を激しい戦闘を繰り返しつつ進んでいたのでそれでだった、かなり疲れた。船酔いはなかったがそれでもだ。
一晩ホテルで寝た、そうしてだった。
その後で二人で風呂に入ってから仕事を終えたことを祝ってタイ料理で乾杯した、定番のトムヤンクンはコープラッティの好物でもあるので外さず。
ヨウサイを炒めたパッ=パップン、挽き肉と香草を和えたラープ、小麦粉の麺バミー、海老やもやしが入ったパッタイにココナッツミルクで炊いたご飯のカーオ=マン、魚料理のプラーサムロッ、デザートにタイのプリンのサンカヤーを居酒屋で注文しタイの米の酒サートーを飲んだ。そうしてだった。
飲み食いを楽しんで疲れを癒して今回のことを何かと話していた、するとだった。
コープチッティの手にあるものが宿った、それは何かというと。
「ああ、鎧か」
「凄い鎧みたいですね」
「クベーラの鎧や」
それだというのだ。
「日本や中国で言うと毘沙門天やな」
「それの鎧でありますか」
「そや、かなりの防御力があるわ」
「では戦の中でも」
「かなり強くなったわ」
強力な鎧も備えてというのだ。
「ほんまにな」
「それは何よりですなあ」
「ああ、それで神託を適えた」
フランケンの大柄な身体でサートーを豪快に飲んだ、同じ米の酒でも米の種類が違うので日本酒とは味がまた違う」
「それでわし自身もな」
「強くなったでありますな」
「そうなったわ」
このことを笑顔で言うのだった。
「有り難いことに」
「それは何よりでありますな」
「全体的に一皮剥けて大きくなった」
その様にというのだ。
「そうもなっ
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