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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第84話:LUNA
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ルナはゼロにセイバーの柄をカートリッジにした紅と白を基調にした銃を差し出す。

「これは…」

「ルナ様特製の携帯銃型バスターのバスターショットだよ。連射性を重視した物だから威力は低いけどあんたのセイバーの柄をマガジンにすることで強力なチャージショットを放てるようになる。試してみ?トリガーを引いたままでチャージが始まるから」

「………」

本当かどうか疑わしいが試してみるゼロ。

バスターショットの銃口を近くの岩に向けるとトリガーを引いたままにするとチャージが開始された。

そしてエネルギーチャージが終わったのと同時に放つと、それは嘗てのZバスターのチャージショットに匹敵する威力の光弾であった。

「っ!!」

「よっしゃあ!!大成功だぜ!!ただし、チャージショットはセイバーを装着しないと使えないぜ?代用マガジンを作ってやっても良いけど、急ぐんだろ?」

「ああ…」

「なら、俺が乗ってきた戦闘機を使いな。これなら移動には困らないし、レプリフォースの基地も分かるはずだぜ!!」

「確かにな」

ルナの言葉に頷くゼロ。

確かにレプリフォースの小型戦闘機なら移動も今までよりは楽だろう。

ゼロが戦闘機に乗り込もうとした時。

「あ、待てよ!!えっと…あった!!ゼロ、これも持っていきな!!」

ルナが投げて寄越したのは、2つの強化パーツのチップとZセイバーの柄を長くしたような槍であった。

「これは?」

「1つ目は“ショットイレイザー”。それを武器に組み込めば、敵の弾を消滅させることが出来るんだ。造ったのはいいけど、俺じゃあ使えないからあんたにやるよ。これは試作品だから代金は要らない。2つ目は“ハイパーチャージ”。バスターのチャージ時間を半分にする効果がある。後、その槍は“トリプルロッド”最大3段階まで伸ばせる槍で穂先に刃が出る。反動を利用して、飛び上がることも可能だ。柄の部分にはビームコーティングが施されてるからビームサーベルも受け止められるぜ。一気に突き出すと相手を吹き飛ばせる。」

「そうか…、トリプルロッド。使いやすそうだ。感謝する。しかし何故俺にここまでしてくれるんだ?」

「んー、アイリスの知り合いみたいだし、それにイレギュラーハンターの隊長であるエックスとゼロが俺の造ったパーツで大活躍なんて聞いたら依頼殺到間違いなし!!」

「それが目的か、エックスにも渡したのか?」

「ああ、エアフォースでパーツ集めしてる時に偶然会ってハイパーチャージをな。今頃フクロウルと交戦してんじゃねえかな?」

「そうか、派手にやってるなあいつは」

親友の無事を聞いて安堵するゼロ。

「何かあったら言ってくれよ。何でも直してやるから…今度はタダじゃねえけどな…ああ
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