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星河の覇皇
第七十部第三章 作戦発動その九
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「そうしていく」
「ですか、それではです」
「我々も注意していきます」
「どの様な仕事も気を抜かない」
「油断せずに進めていくことですね」
「それが大事だと思う、それとサインをしていて思ったが」
 決裁した書類を見てだ。
「予算は比較的低く抑えられているな」
「低くですか」
「抑えられていますか」
「経理の諸君が頑張ってくれたな」
 微笑んで言うのだった、、その間も手は止まっていない。
「有り難いことだ」
「予算は出来るだけ抑える」
「無駄遣いはしないことですね」
「それは絶対にですね」
「予算は無駄には使わない」
「決してですね」
「予算は税金から出ている」
 それでというのだ。
「市民のな」
「それ故にですね」
「無駄には使えないですね」
「そういうものですね」
「我々の給与も税金から出ている」
 こうも言うのだった。
「なら無駄には出来ない」
「だからこそですね」
「低く抑えられていることはいいことですね」
「この作戦においても」
「それに越したことはないですね」
「そうだ、連合は勿体無いという言葉がある」
 リバーグは連合でよく言われている言葉も出した。
「ものはリサイクルも繰り返し何度も使うものだしな」
「はい、確かに」
「連合はリサイクル技術も最先端です」
「他の国の技術を凌駕しています」
「無駄に使うことはしません」
「食べるものもだ、残飯が出ることもな」
 それもというのだ。
「出来る限りはだが」
「抑えたいですね」
「最低限にすべき」
「そうなのですね」
「食費も税金から出ているしだ」
 市民からだ、リバーグはここでもこう言ったのだ。
「無駄には出来ない」
「だからこそ残飯もですね」
「最低限に抑える」
「そうあるべきですね」
「家畜の餌にはなる」
 これもまた連合のリサイクルだ、豚等に与えているのだ。豚に残飯をやるのは昔からだがこの時代の連合でも健在なのだ。
「しかしだ」
「それでもですね」
「家畜の餌になるにしても」
「最低限に抑えるべき」
「そうなりますか」
「それを目標にしてだ」
 そうしてというのだ。
「残飯にも気をつけよう」
「はい、わかりました」
「それでは残飯についてもですね」
「これまで通り出来るだけ出さない様にする」
「そうしますか」
「そうしていこう、軍人ならば税金も無駄にはしない」
 絶対にというのだ。
「市民のものだからな」
「エウロパ軍の様にはしない」
「そういうことですね」
「彼等を反面教師としますか」
「我々は」
「彼等は艦隊司令が座乗する戦艦には軍楽隊を乗せる」
 ロイヤル=ネービーの伝統をそのまま踏襲しているのだ。将官にはさらに専属のシェフも付いているのがエウロパ
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