暁 〜小説投稿サイト〜
おぢばにおかえり
第五十話 冬休みその三

[8]前話 [2]次話
「駄目でしょ」
「それは絶対にするから」
「ちゃんとね」
「最後の方で一気にしないでね」
 このことも言いました。
「そのことは絶対にね」
「わかってるわよ、それは」
「お姉ちゃんそういうのお母さんより五月蠅いから」
 よく言われます、何でお母さんより口五月蠅いかとです。
「いつもしてるわ」
「全く、いつも言うから」
「言わないとしないでしょ、それに私ぶったりしないじゃない」
 これはしたことがないです、誰にも。勿論妹達もぶったりしたことは一度もないです。
「そうでしょ」
「それはね」
「確かにないわね」
「お姉ちゃんがお家にいる時はいつも怒られるけれど」
「ぶたないのよね」
「そういうことはしないから」
 私も強く言いました。
「安心してね」
「ぶったりしないってことね」
「そういうことなのね」
「そうよ、じゃあひのきしん終わったら」 
 私は妹達にあらためて言いました。
「次は宿題よ」
「やれやれ、やること多いわね」
「冬休みもね」
「そうよ、それに二十八日はね」
 私はこの時のことも忘れていませんでした、この日はといいますと。
「お餅つきあるでしょ」
「そうそう、うちはその前にあるけれどね」
「大教会の方もあるわね」
「うち今年誰か行かせてもらえるかしら」
「どうかしら」
「私が行かせてもらうつもりよ」
 妹達にお話しました。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ