暁 〜小説投稿サイト〜
苦手な話
第三章

[8]前話 [2]次話
「妙薬を頂いていきます」
『そうしてくれますか、今夜です』
「ステージですね」
『間に合ってくれれば』
「絶対に間に合いますので」
 安心してくれとだ、志賀は歌手に答えた。そしてだった。
 石川と共にその村に向かうことにした、街を出て馬に乗ったうえで村に向かうが馬に乗りながらだった。
 志賀はどうかという顔で石川に言った。
「僕は農民でね」
「私は財政家だしね」
「冒険に出たけれど」
「冒険も戦闘もね」
「専門じゃないからね」
「そうそう、どっちかというとね」
「苦手だけれど」
 それでもとだ、志賀は言うのだった。
「これが神託だからね」
「やるしかないね」
「途中モンスターが出て戦闘になっても」
 志賀はフォーク、彼の神具を手に話した。
「これでね」
「戦うね」
「格闘は僕がするから」
「では術は私がね」
「主にだね」
「使うから」
「じゃあそうしてね」
「戦っていこう」
 二人で話してだ、そしてだった。
 二人は村に向かった、すると途中モンスターが出て来た。二人は馴れない戦闘だったがその戦闘をこなしつつだった。 
 村に向かった、だが戦闘は多く。
 志賀は戦闘の後の金塊を拾ってだ、石川に話した。
「やはりね」
「どうしてもね」
「敵が多くて」
 それでと言うのだった。
「勝てていてもね」
「慣れないことはね」
「事実だから」
「苦手だね」
「その意識がね」
 自分と同じく苦い顔になっている石川に話した。
「抜けないね」
「どうしてもね」
「しかし」
 それでもとだ、志賀は石川にあらためて言った。
「これも神託、そして」
「何といってもね」
「困っている人を助けないとね」
「それが人のあるべき姿だし」
「村まで行って」
「そしてエルフの薬剤師さんから妙薬を貰おう」
「その秘伝の妙薬をね」
 是非にと話してだ、そしてだった。
 二人は夕方に村に着いてすぐにエルフの薬剤師と会った、エルフの薬剤師は九十を超えている老婆だったが。
 顔立ちは整っていて若かった、その彼女に志賀が事情を話して。
 そうしてだ、薬剤師の老婆に言われた。
「実はエルフの妙薬と言ってもな」
「それでもですか」
「エルフ以外でも作られる」
 そうだというのだ。
「昔はエルフ秘伝の薬だったからな」
「そう言われているだけで」
「薬剤師ならな」
 この職業ならというのだ。
「作られるからな」
「エルフの妙薬というのは」
「そういう名前というだけじゃ、今ではな」
「そうですか」
「それでその歌手の人は」
「今日ステージです」
「そうじゃな、ではな」
 それならとだ、老婆は志賀に応えてだった。
 薬を出してくれた、志賀はその薬を買ってだった。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ