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オズのファイター大尉
第一幕その十
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「しっかりと酔うね」
「いいお酒ですか」
「元々甘いものが大好きな人だし」
 このこともついては子供達と同じかそれ以上です、とにかくリンキティンク王の甘いもの好きはかなりのものです。
「だからお酒もね」
「甘いものがお好きで」
「ジュースで割ったカクテルとか」
「あとライチや杏のお酒もお好きで」
「よく飲まれてるんですね」
「あの人は」
「そうだよ、ちなみにキャプテン=ビルはラム酒で」
 この人はこちらのお酒だというのです。
「魔法使いさんはウイスキーやバーボンだよ」
「その人それぞれですね」
「ワインがお好きな人もいれば」
「甘いお酒がお好きな人もいて」
「ラム酒とかウイスキーとかバーボンとか」
「お酒も色々なんですね」
「オズの国のお酒は昔はワインかビールかバーボンだけだったんだよね」
 大尉もお酒のお話をします、この人達は飲むことも食べることもせず五人が楽しくそうしているのを見ています、麺に海老蒸し餃子や蟹焼売、お饅頭、小龍包といったものの他に唐揚げやピータンといったものがあります。
「それが色々増えたね、カクテルが出来て日本や中国やロシアのお酒も出てきて」
「オズの国に色々な人が出てきて」
「そう、現実のアメリカがそうなっていくにつれてね」
「お酒の種類も増えたんだね」
「日本酒なんてね」
 このお酒のお話もしました。
「お米で造るお酒とかなかったよ」
「昔のオズの国には」
「それが増えたんだよ」
「アメリカが変わって」
「うん、それで色々なお酒が飲まれる様になったんだ」
 オズの国の大人の人達の間で、です。
「日本酒も紹興酒も人気があるよ」
「中国のお酒もですね」
「老酒もね」
 このお酒もというのです。
「人気があるんだ」
「中国のお酒も広まってるんですね」
「中華街も沢山あるからね」
 オズの国にはというのです。
「だからだよ」
「それで、ですか」
「中華料理も多いし」
「中国のお酒もですね」
「広まっていて」
 そしてというのです。
「飲まれているんだ」
「お料理が広まるとですね」
「お酒もね」
 当然として、という口調でのお言葉でした。
「広まるよ。お茶と一緒だよ」
「ああ、お茶もそうですよね」
「その国のお料理が広まりますと」
「その国の飲みものも広まりますし」
「お茶だけじゃなくてコーヒーも」
「それでお酒もですか」
「そうだよ、全部飲みものだからね」
 お茶のコーヒーもお酒もというのです。
「広まるんだよ」
「それでお酒もなんだよね」
 ジャックも五人に笑顔でお話します。
「広まるし実際にね」
「オズの国でも広まって」
「皆楽しく飲んでいて」
「それも美味しく」
「お料理路一緒に」
「そうしてるのね」

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