暁 〜小説投稿サイト〜
サンタは本当に
第五章
[1/2]

[8]前話 [1] 最後
「貴方はサンタクロースだ」
「だからか」
「法律が適用されるか」
 それはというのです。
「そこは疑問だ」
「法律が及ばないというんだね」
「アメリカ市民でない、そもそも人類社会に存在しているのか」
「神様の僕を思ってくれればいいさ」
「そうか、では天使と同じだな」
「そうなるだろうな」
「ではだ」
 それでというのです。
「法的にどうも言えない」
「そうなるか」
「私は弁護士だ」
 つまり法律の専門家だというのです。
「だからわかる、それではな」
「不法侵入にはか」
「ならない、ではだ」
「次の子供にプレゼントをあげに行って来るよ」
 サンタさんはドナーさんににこりと笑ってでした、そのうえで。
 お部屋の扉を開けてそうして何処かに姿を消しました、そしてその後はです。ドナーさんはおトイレに行ってその後で寝ました。
 そして翌朝です、リュッケさんにプレゼントを見せてお話しました。
「まさかな」
「サンタさんが本当にですね」
「いるなんてな」
 それこそというのです。
「想像もしていなかったが」
「実際にお会いしますと」
「信じない訳にはいかない」
 とてもというのです。
「それこそ」
「そうなりますね」
「それでだ」
 ドナーさんは自分の前に立っているリュッケさんにさらに言いました。
「サンタクロースは本当にいた」
「だからですか」
「それならだ」
 こう言うのでした。
「言った通りにだ」
「幼稚園の子供達にですか」
「謝りに行く」
 サンタさんが本当にいたからだというのです。
「ケーキも用意してな」
「そうですね、約束は守る」
「それが弁護士もっと言えばだ」
「人としてのモラルですね」
「だからだ」
 それ故にというのです。
「私はこれからだ」
「ケーキを用意してもらって」
「幼稚園に行く準備をする、いいな」
「それでは」
 リュッケさんはドナーさんににこりと笑って答えました、そうしてこうも言いました。
「ですがサンタさんが本当にいるなんて」
「君としてもか」
「嬉しいですよ、子供の頃からいたらって思ってましたから」
 それ故にというのです。
「本当にです」
「嬉しいか」
「はい、では」
「君もだな」
「お手伝いの用意をさせてもらいます」
「それではな、だがいいワインを貰った」
 ドナーさんはプレゼンとの赤ワインのお話もしました。
「ではな」
「それではですね」
「今日の夜飲むか。チーズを出してな」
「そうしてですね」
「サンタクロースに乾杯だ」
 こう言って早速ケーキの用意を注文してそのうえで子供達にそのケーキを持って行って謝りました、子供達はそのドナーさんににこりと笑ってほらねと言いました。


サンタは本当に
[8]前話 [1] 最後


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ