暁 〜小説投稿サイト〜
ウルトラマンゼロ 〜絆と零の使い魔〜
黒魔術-Dark Majic- Part5/大魔獣VS光の巨人
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離れていく。キュルケもタバサが気がかりだが、ここできることがなにもないので共に避難した。



(く…!)
このサイズの瓦礫ではウルトラゼロアイのガンモード、ブラストショットで撃ち抜くのも無理だ。落下する前に、シュウはエボルトラスターを取り出し、鞘から短剣を引き抜いた。
瞬間、刀身が放つ赤い光に身を包んだ彼は、ウルトラマンネクサス・アンファンスへと変身、瓦礫を拳で即座に弾き落とした。
「デュワ!」
サイトも同時にウルトラゼロアイを折り畳んだ状態から開き、目に装着。ウルトラマンゼロへ変身した。
変身が完了し、ゼロとネクサスはビシュメルと対峙する。
「む…?」
ビシュメルはゼロたちの存在に気がついたのか、街の破壊を一旦止めた。
「…貴様らを見ると虫酸が走る。我の野望を止めた、あの男を見ているようだ…!」
ビシュメルは忌々しそうに二人のウルトラマンを睨み付ける。
「はっ、何を怒ってるのか知らねぇけど、てめえの怒りになんの正当性があんだよ。とっととぶっ飛ばしてやる!
行こうぜ先輩!」
「……」
ゼロはビシュメルの怒りをものともせず、ネクサスも特に何も答えず、ビシュメルの攻撃に備えてじっと身構えた。


先にビシュメルの方から向かってきた。ネクサスに飛び掛かり、その体をつかもうとすると、ネクサスはその手を即座に払い、逆にビシュメルの体を捕まえ腹に膝蹴りを加えて押し出し、さらに後ろ蹴りでビシュメルを蹴りつけた。
次にゼロが追撃しようとパンチを繰り出すと、ビシュメルは突き出された腕を受け流し、頭突きでゼロを押し返す。
腹を抑えながらのけぞるも、すぐに持ち直したゼロは再度向かってきたビシュメルに空中回転蹴りを放つも、同時にビシュメルが前転したために空振りに終わる。
転がった状態から立ち上がった瞬間を狙い、ネクサスの光刃、ゼロの額のビームランプからの閃光が飛ぶ。
〈パーティクルフェザー〉
〈エメリウムスラッシュ!〉
「シュ!」
「デェリャ!」
二人の光線は直撃、ビシュメルを怯ませた。
ビシュメルはダメージこそ受けたが、直ぐに姿勢を整え直し、足下に自らの魔力を注ぎ込むと、街の至る所から鋭く尖った無数の電信柱や柵の棒が、浮かび上がる。ビシュメルが手を前に突き出すと同時に、それらは矢となってゼロとネクサスに襲い掛かった。
二人は手で払い落し、時に足蹴りで弾き落とす。後ろからも向かってきた柱にも、〈ハンディショット〉、〈パーティクルフェザー〉を放って相殺した。
すると、ネクサスがその際に後ろを向いたところで、隙を突くつもりかビシュメルは手から放つ稲妻をネクサスに放った。
「させっかよ!」
「グフ!!」
だがそれを身逃がさなかったゼロが、咄嗟にゼロスラッガーを2本とも引き抜き投げつけ、1本はビシュメルの稲妻を相殺、もう
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