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呪われたドレス
第三章
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「それだ」
「あら、ティラミスなの」
「そうだ、自分の大好物でもあるが」
「だから食べたくもあって」
「こうした街並を見ているとな」
 イタリア、もっと言えばヴェネツィア風のその街並をだ。
「それだと思ってだ」
「ティラミスって言ったのね」
「そうだ、どうだろうか」
「いいわね」
 武者小路は遠藤に笑顔で応えた。
「ではね」
「ティラミスだな」
「最後はそれね」
 こう話してだ、そしてだった。
 二人はピザとワインをたらふく楽しんだ後でティラミスで全てを終わらせた、それから赤いドレスについて調べてみると。
 色々わかってだ、二人は今度は街の風呂屋でサウナに入りつつ話した。
「赤いドレスは街に新しく来たデザイナーのものね」
「ディアナ=ムローニャとかいうな」
「ええ、象人の女のね」
「そのデザインによるものだな」
「ええ、ただね」
 そのデザイナーについてだ、武者小路はどうかという顔で話した。見れば今も人間の姿で腰にタオルを巻いているだけの恰好だ。
「そのデザイナーの素性がね」
「わからないな」
「ええ、全くね」
「過去がわからない人物か」
「怪しいわね」
「そうだな、しかもだ」
 遠藤はさらに述べた。
「一つ気になることがあるな」
「ええ、ドレスとは別の話としかね」
「今は言えないがな」
「街で若い女の子が何人も行方不明になっている」
「そうね、人身売買の組織があるのかしら」
「若しあればだ」
 その時はとだ、遠藤は険しい顔になった。鱗の身体に腰にタオル一枚で鱗から汗をかいている、この世界のリザードマンそれに蛇人や鰐人、亀人といった爬虫類から進化した種族も汗をかくことが出来るのだ。そうして体温調整を行っているのだ。
「その時はな」
「叩き潰さないとね」
「一悪必滅だ」
 遠藤は強い声で言った。
「その様な組織を放置出来るか」
「何があってもね」
「だからそうするが」
「この話はまた調べてね」
「それから調べるべきだな」
「そうだな」
「そして今度はね」
 武者小路はさらに話した。
「ドレスと関係ありそうな話ね」
「ある貴族の奥方があのデザイナーの赤いドレスを着せてもらって護身の為に強力な魔法防御のアイテムを身に着けた」
 この世界ではよくあることだ、そうしたものがあれば身に着けられるのなら身に着けるのは人として普通のことだ。
「そうしたらな」
「ドレスが崩れ落ちたそうね」
「まるで泥の様にな」
「いきなり下着とガーターだけの姿になった奥方は大変だったみたいね」
「幸い自宅で着替え中だったのでな」
「多くの人に見られなかったそうだけれど」
 それでもというのだ。
「お気に入りのドレスがいきなり崩れ落ちてね」
「ショックだったそうだな」
「ド
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