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八条学園騒動記
第五百二話 撮影の後でその一
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               撮影の後で
 ジョルジョは撮影の翌日クラスでジュリアに部活のことを話した、この時自撮りした自分のコスプレ写真も見せたが。
 その画像を見てだ、ジュリアは言った。
「あんたにはね」
「見えないかな」
「全くね」
 そうだとだ、ジュリアはジョルジュに答えた。
「見えないわ」
「じゃあ誰に見えるかな」
「誰かって言うと返事に困るけれど」 
 それでもと言うのだった。
「あんたに見えないのは確かよ」
「そうなんだね」
「美少女に見えるわ」
 強いて言えばというのだ。
「背は置いておいてね」
「流石に一九〇ある女の子って少ないからね」
「だからね」 
 背のことは置いておいてというのだ。
「そこはね」
「置いておいて」
「そう、けれどあんた化粧ノリいいわね」
「そうかな」
「ええ、お肌がこめ細かいのね」
「それはじめて言われたよ」
「お肌も白くてね」
 このこともあってというのだ。
「化粧ノリがいいのね、白人のお肌の色でも」
「肌の質はアジア系かな」
「そうみたいね、アジア系のお肌ってね」
「化粧ノリがいいんだ」
「そう言われてるのよ」
 かく言うジュリアも肌の質はそうだ、連合は混血が進んでいるので一人の人間に様々な人種的特徴が出ているのだ。
「それであんたもね」
「化粧ノリがいいんだ」
「あとスタイルもいいから」
 このこともあってというのだ。
「美少女に見えるのよ」
「それって得なことかな」
「コスプレしてそう見えるならいいでしょ」
 美少女、それにというのだ。
「それならね」
「そう考えていいんだね」
「ええ、それとね」
 ジュリアはジョルジュに彼女の画像を見続けつつ述べた。
「これ写真部全体撮ったのよね」
「そうだよ」
「これも写真部の活動ね」
「そうなったよ、またね」
「最近は違ったのね」
「今の部員の誰もしてなかったよ」
 ジョルジュの先輩の年代もというのだ。
「ずっとね」
「そうだったのね」
「色々な活動してるけれど」
「コスプレの撮影会はしてなかったのね」
「そうみたいだよ、それでね」
「今回なのね」
「復活したんだ」
 こうジュリアに話した。
「僕がコスプレして部活に来て」
「それを機会になのね」
「そうなったんだ、まあ今度何時やるかは」
「決まってないのね」
「全くね、けれど皆面白かったっていうし」
 それでというのだ。
「だからね」
「それでなのね」
「また今度やろうって部活で話してるよ」
「それは何よりね、まあとにかく」
「とにかく?」
「コスプレ楽しんでね」
 それでというのだ。
「よかったみたいね」
「結構面白かったよ、ただ男の娘には」
「それには?」
「僕はな
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