第三百四十話 物語は続くその十二
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「何とか残れた」
「悪い、あたしはもうな」
カザンは何とか立ちあがろうとしながらも有子に言った。
「限界みたいだ」
「そうなの」
「最後の最後で七体倒したせいか」
「絶対にそれ、その時に相当力使ってたし」
だからだとだ、有子はカザンに答えた。
「それなら」
「仕方ないっていうんだな」
「後は私達に任せる」
「ああ、そうさせてもらうな」
「それじゃあ。オモイカネ」
有子はこの鎚を出して身構えた、勿論葉月と静も身構えている。そしてキバ達三人のライダーもだった。
まずサガがダークキバに、続いてイクサがライジングイクサになりキバもタツロットが彼のところに来てだ。
そしてだ、彼の力でエンペラーフォームになってだった。
前に現れた巨大な影にだ、こう言った。
「こちらの準備は出来ているよ」
「ふふふ、その様だな」
影からスサノオの声がしてきた。
「それではな」
「今から」
「戦おう」
「最後の戦いだな」
「はい、この世界での」
キバットとタツロットも言ってきた。
「それでは」
「今からはじめるか」
「そうだ、では私も出よう」
影の闇が消えた、そしてだった。
スサノオはこの世界での巨大な姿を見せた、その姿を見上げてだった。
静は葉月と有子にだ、こう言った。
「ではです」
「うん、今からね」
「決戦」
「そうだよ、僕達三人が正面を引き受けるから」
ここでだ、キバが静に言ってきた。
「ではね」
「私達はですね」
「スサノオを横や後ろから攻めてね」
「わかりました」
静はキバの言葉に素直に頷いた。
「そうさせて頂きます」
「スサノオは強いよ」
キバはこのことは確かな声で言い切った。
「だからね」
「紅さん達がですか」
「正面を引き受けるから」
彼等三人のライダー達がというのだ。
「ではね」
「はい、それではですね」
「周りから攻めてね」
「そうさせて頂きます」
「お城は任せて下さい」
葉月はすぐに自身の力を出した、その城を。
それでライダー達を守らせてだ、そして言うのだった。
「このお城はそう簡単にはです」
「崩れないな」
「はい」
まさにというのだ。
「ですから」
「安心してだな」
「戦って下さい」
イクサにも言う、見ればその城の壁はライダー達それぞれを守っていた。そうしてスサノオと正面から戦う彼等をだ。
見事に守る、如何にスサノオの攻撃が激しくともだ。
勿論静と有子も守っている、それで有子は鎚で一撃離脱戦術で戦いつつそのうえで葉月に対して言った。
「これだけの守りなら」
「大丈夫かしら」
「充分過ぎる」
こう葉月に言うのだった。
「こんないい守りを出してくれて有り難う」
「充分だといいけれど
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