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仮面ライダー エターナルインフィニティ
第三百四十話 物語は続くその五

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「そうしてですが」
「実際にかなり多いですね」
「けれどね」
「多いのはいつものことです」 
 遥と葵も来た。
「それじゃあ」
「今から」
「お願い、けれど他の場所はどうなってるの?」
 有子は二組のツインエンジェルにこのことを尋ねた。
「やっぱりこんなの?」
「まだましです」
「この場所よりは」
 めぐるとすみれは二人にまた話した。
「敵の数は少ないです」
「だから私達も来られました」
「ならいいけれど」
「戦略はちゃんと立てているわよ」
 クルミもいる、そうして有子に言ってきた。
「全体のね」
「そう、私が全体の状況を確認してです」
 メドヘン達の軍師役であるマーリンも言ってきた。
「援軍を要請してです」
「この娘達が来てくれたの」
「そうです」
 まさにというのだ。
「ツインエンジェルの方々に」
「遥さんと葵さんにも」
「来てもらいました、五人の方々に」
「私達がいた場所にはサイタマさんが休憩から来てくれたから」
 クルミがこのことを話した。
「あの人が来たならね」
「サイタマさんなら」
 有子も彼の強さを知っていて言った。
「大丈夫ね」
「だから安心して、私達がいた場所は」
「それなら」
「ここはここで戦うわよ」
 こう言ってだ、クルミも全力で戦う。戦士達は力を合わせて戦っていく。 
 それは無免ライダーも同じでだ、満身創痍になりつつもそれでもだった。
 怪人達と戦い倒していく、ゴーグルもヘルメットも割れて頭から血を流しているがそれでもだった。
 立って戦い続ける、それでだった。
 その彼を見てだ、犬屋敷は空から言った。
「君も今は」
「いえ、まだです」
「戦えるんだ」
「はい、ですから」
「戦える限りはなんだ」
「戦います」
 こう言って実際に戦うのだった。
「ここで頑張ります」
「援軍が来るまでは」
「そうします」
 こう言って戦い続ける、攻撃を受けてもそれでも。
「犬屋敷さんもそうですよね」
「うん、そうだけれどね」
「ここは俺が任せてくれって言われたからには」
「交代の人が来るまでは」
「戦います」
 それを続けるというのだ。
「そうします」
「そうか、じゃあ僕もね」
 犬屋敷は無免ライダーの言葉を受けた、それでだった。
 確かな顔になってだ、こう言った。
「君と一緒に戦っていいかな」
「俺とですか」
「君の心に打たれたから」
 だからだというのだ。
「君がここにいる限りね」
「一緒にですか」
「戦わせてもらうよ」
「ですが犬屋敷さんのお水は」
「まだ充分いけるよ」
 にこりと笑ってだ、犬屋敷は無免ライダーに答えた。
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