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ロックマンX〜Vermilion Warrior〜
第2話:ロックマンX
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か、第13極地部隊の特A級ハンター…だっけ?」

不思議そうにペンギーゴを見つめるルインだが、ペンギーゴは首を傾げるルインを無視してエックスに詰め寄る。

「何故イレギュラーを始末しない?」

「そ、それは…」

「俺達イレギュラーハンターはイレギュラーを排除するのが役目なんだぞ!!それが出来なくてイレギュラーハンターが務まると…」

「今回のことにエックスは関係ない。今回は私の独断だよ。」

「なっ!?ルイン…」

それを聞いたペンギーゴは呆れと嘲笑を浮かべてルインを見遣る。

「はっ…エックスの他にもまだ甘ちゃんハンターがいたのか。こんな奴が特A級ハンターなんて世も末だクワ」

「ペンギーゴ!!そんな言い方はないじゃないか!!」

あんまりな言い方に流石のエックスも声を荒げる。

「たかがB級が特A級の俺に偉そうに説教するな!!ふんっ」

ペンギーゴはエックスとルインを一瞥し、鼻を鳴らすと去っていく。

「やれやれ、あのペンギン君も黙っていれば可愛いのに勿体無いね。さあ、早く行こうエックス。ゼロと合流しなきゃ」

「あ、ああ…」

こうしてルインとエックスはゼロと合流し、共にハンターベースへと戻っていく。

「ごめん…」

「へ?」

メンテナンスルームでメンテナンスを終え、屋上で寛いでいると、ハンターベースの屋上でいきなりエックスに謝られたルインは目を見開いた。

「俺のせいで君が…」

「え?ああ、あのペンギン君のこと?別にエックスは気にしなくていいのに。」

「そうはいかないよ。本来なら責められるのは俺のはずだったのに…」

「私は私の気持ちのままに動いただけ。別にエックスが気にすることじゃないよ」

「でも…」

気にしなくていいと言ってもエックスの表情は全く晴れない。

しかし、エックスがこういう真っ直ぐな性格だからこそ彼女は彼に好感を持てるのだが。

「…さっきの戦闘でエックスの動きを見ていたけど…エックス、君は特A級クラスの力を持ってるんじゃないの?その気になれば」

「え?俺にはそんな力なんか無いよ…」

「そうかな?私はそう思うよ。戦士としての力量は充分だと思うし。エックスの戦いを見た限り…イレギュラーに劣っているようには見えなかった…大体本当に弱かったら第17精鋭部隊に入れないと思うんだけど…」

第17精鋭部隊は文字通り、高性能なレプリロイドで構成された精鋭揃いのためにそこに配属される時点でエックスの能力は優秀のはずだ。

事実エックスは数々の大戦を生き抜いて生ける伝説とまでなったのだから。

「…ルイン。でも俺はいつもいつも失敗してるんだ。今回だって君に迷惑をかけた。こんなことじゃあ…ペンギーゴの言っていたよ
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