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妹は悪魔
第五章
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 宗太郎はその制服を見てすぐに危ないと思った、それこそ兵庫県ではその制服を見れば気をつけろと言われている位だったからだ。それですぐに彼等に向かって妹を助け出そうとしたが。
 丁度そこで妹と目が合った、すると妹は目で大丈夫と言ってきた。それで宗太郎も相手の数と柄の悪さを考えると無謀な突進を止めたが。
 彼等はローザに下品に言い寄っていたがすぐにだった、急に呆けた様な顔になって何処かへと立ち去った。そうして彼等がいなくなってからだ。
 ローザは何がどうしたんだと聞きに来た兄に微笑んでこう話した。
「私サキュバスなのよ」
「だからだっていうのか」
「そう、相手の目を見て念じればね」
 それでというのだ。
「操れることが出来るのよ」
「そんな力もあるのか」
「魔術だって色々使えるし」
「悪魔だからか」
「お母さんに色々教えてもらってね、私黒魔術得意なのよ」
「じゃあいざという時はか」
「不良やヤクザ屋さんやストーカー位なら何人来ても」
 そうなってもというのだ。
「心配無用なのよ、それにしてもね」
「それにしても?」
「お兄ちゃん私のこと心配して登下校一緒になってくれたのよね」
「いや、それは」
「わかるから。あと水泳部に入る時に反対したことも」
 このことについても言うのだった。
「そうでしょ」
「まさかそれも力で」
「そんなことすぐにわかるから」
 力を使わずとも、というのだ。
「簡単にね」
「そうだったのか」
「私が大事な妹だから心配してくれたのね」
「当たり前だろ、家族だぞ」
 それならとだ、宗太郎はローザに真剣な顔で答えた。そうしつつ妹の顔を見たが夜の月あかりに照らされて艶めかしい魅力を見せている。
「それじゃあな」
「心配してくれるのは当然なの」
「そうだよ、じゃあ帰ろうな」
「ええ、ただね」
「今度は何だ」
「心配してくれて有り難う、お兄ちゃん」 
 ローザは自分に帰ろうと言う兄に微笑んでお礼を言った。
「感謝するわね」
「だから家族だから当然だろ」
「お礼に今日は一緒にお風呂入るか夜這いするから」
「どっちも止めろ、だから俺達は家族なんだぞ」
「血はつながってないからいいじゃない」
「そういう問題じゃない、妹でサキュバスだからな」
 血はつながっていなくて種族が違うからだというのだ。
「そんなこと絶対にするな」
「真面目ね、特に種族の違いなんて」
「気にするなっていうのね」
「血はつながってないから妹だってこともね」
「そんな風にいくか、とにかくな」
「ええ、お家に帰りましょう」
「そうするぞ」
 宗太郎は自分から足を踏み出した、そしてローザはその兄についていって一緒に帰った。ローザは宗太郎の横に来るとそっと兄の左手を自分の右手で握ったが兄は何も言
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