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吸血鬼になったエミヤ
006話 子供先生の赴任初日
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々あるが代表的な能力は、焔は炎、雅は水・氷、琳は風・密度・大気、刃は雷・大地…それぞれに特化した属性を持っている。
風水や陰陽五行説になぞらえているとタマモは言うが、それでは一匹足りないのでは?という疑問にも苦笑して『後一匹作る前に逝ってしまいましたから…』と言ったので当時素直に私は謝った。

とにかく、その四匹が私特製の味噌を美味しく食べている姿を見るととても和む。
それから少ししてすべて平らげた四匹は一度頭をさげて管の中に戻っていった。

食事が終わり、次に始めるのはリハビリである。
寮室には色々リハビリ用の器具を置かしてもらった。
それで数十分の間、身体強化魔術を使い、魔術の特訓の一環として支えをしっかりと持ちながら歩く練習をしている。こういう時には役立つ力である。
その後にタマモにお風呂に入れてもらい一緒に入浴後、制服に着替えて学校に向かう。
これが今の私たちの朝の生活のリズムである。
足が治ればリハビリはなくなり投影武器での特訓に変わるが魔術を使うというところはさして違いはない。
さて、今日も騒がしいクラスに向かうとしますか。




◆◇―――――――――◇◆




教室につくと突然鳴滝姉妹が駆け寄ってきた。
それに少しびっくりするシホだがもう慣れたようで普通に会話を楽しんでいる。
あの初日の一件でシホはすっかり鳴滝姉妹に懐かれてしまってアヤメ共々いい関係を一番築いている中でもある。
シホもタマモもいい妹分として可愛がっていたりする。

「ねぇねぇシホ。足の調子は大丈夫…?」
「シホさん、リハビリははかどっていますか?」
「うん。今のところ順調だよ。心配してくれてありがとね、二人とも」

シホが頭を撫でる。すると、
「えへー…」と史伽。
「えへへ…」と風香。
二人とも本当に嬉しそうに顔を赤くしてはにかむ。

「むっ!? なにやら百合のカヲリがするわ…!」
「なに変な事を口走っているですか、ハルナは…」

そこに早乙女ハルナが敏感に反応してそれに突っ込みを入れる文学少女・綾瀬夕映がいたり、

「ふむ、少しばかり寂しいでござるな…」

同僚を取られたような心境の某甲賀忍者(おそらく中忍)は寂しさを感じて帰ったら双子を弄ってやろうと心の中で計画していたり、

「ふむふむ…鳴滝姉妹はエミヤンに夢中と…」

報道記者・朝倉和美がメモ帳になにやら怪しく記入をしていたり…ちなみにエミヤンというあだ名の発祥は当然この人である。
もう数名がこのあだ名で呼んでいる為、シホはあきらめたとの事。
それで『くぎみー』という変なあだ名をつけられている釘宮円には同情されたりした。



タマモはシホが楽しく過ごせている日常を細い目をして眺めていた。
と、そこに褐色の肌
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