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ドリトル先生と日本の鉄道
第八幕その二
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「戦争反対ばかり言ってたら平和になるって思っているのかな」
「軍隊やそれに関係するものがないとね」
「じゃあトレンチコートもフロックコートも着れないよ」
 王子はきっぱりと言い切りました。
「どっちも軍服からだしね」
「ダッフルコートもね」
「詰襟の制服やセーラー服も」
「あっ、学校の先生でどっちも軍服が元だから大嫌いって先生いるよ」
「じゃあその先生ブレザーも着れないね」
 王子は即座に返しました。
「ブレザーも軍服が元だしね」
「自衛隊は実際にブレザーだしね」
「陸空海とね」
「全部だしね」
「ブーツもね」
 これもというのです。
「軍隊からだし」
「これも履けないね」
「変な先生だね」
「ちなみにこの先生階級にこだわっているし日本の皇室は反対で北朝鮮には好意的だったよ」
「ああ、そうした先生なんだ」
 王子は先生の今のお話を聞いてすぐにわかったというお顔になりました。
「日本の皇室が駄目で北朝鮮がいいとか」
「おかしいね」
「あそこ世襲制の共産主義で階級社会だよ」
 そのことをきっぱりと言い切りました。
「こんな国他にないから」
「生まれで階級を厳密に決めていてね」
「おかしな人だよね」
「そう、本当にね」
「そんな人が反対するんだね」
「日本ではね」
「そんなおかしな人の言うことは」
 日本の皇室は反対で北朝鮮がいいと言ってブレザーのことも知らない様なそんな人の言うことはというのです。
「気にしなくていいよ」
「そうだよね」
「それで先生もだね」
「鉄道博物館の人達にも提案するしね」
「館長さんの人にもだね」
「そうしてね」
 そのうえでというのです。
「若しそんな人達が来ても」
「はっきり言えるよね、先生なら」
「うん、どうして置いたかとね」
「置いていい理由もだね」
「言えるよ、市民団体が前に抗議してきても」
 鉄道博物館の前で、です。
「それでもね」
「反論出来るんだね」
「論破する自信があるよ」
「じゃあそのことも期待させてもらうよ」
「それじゃあね」
「しかしあれだね」
 ここで老馬がどうかというお顔で言いました、勿論動物の皆も今先生と一緒に明るいお顔でお話をしています。
「どの国にもおかしなところがあるけれど」
「おかしな人もいてね」 
 ジップが老馬に続きます。
「そんなこと言うんだよね」
「市民団体とか野党の政治家の人とか学校の先生とか」
 ホワイティが具体的にそうした人達を挙げました。
「そうした人多いよね」
「何でもかんでも軍事利用とか戦争を思い出すとか」
 ダブダブも食べながら首を傾げさせます。
「神経質じゃないよね」
「おかしいししかも」
「北朝鮮には何も言わないし」
 チープサイドの家族も疑問に
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