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ドリトル先生と日本の鉄道
第八幕その一
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いい筈だよ」
 先生は王子に確かな声で答えました。そうしつつナポリタンの横に置かれている野菜スティックにバーニャパウダーを付けて食べます。
「そちらもね」
「そうだよね」
「しかし日本にはね」
「本当にそんな人がいてね」
「それでクレームをつけてくるのは」
「おかしいよね」
「迷彩服を子供が着ることが」
 どうにもというお顔で言う先生でした。
「おかしいかな」
「何か市民団体の人が抗議したんだよね」
「ある政党の市会議員の人がね」
「そうした人って何なのかな」
 王子はフォークを動かしつつ首を傾げさせました。
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