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何処ですか此処?
第四話

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『月*日

今、生まれて一番驚いている。

何があったかというと、日課の走り込み兼探索で傷だらけの子供を拾った。かなり弱っていた。回道(かいどう)で治したから大丈夫だと思う。う〜ん、心配だ。

起きたら何があったか聞いてみよう。











〜月)日


拾った子供が起きた、良かった〜。
名前は『山本』と言うらしい。
なんでも故郷をデカイお化けみたいな奴に滅ぼされ、強くなって倒すのために修行していて、無茶のし過ぎでぶっ倒れていた所を俺が拾った。中々悲惨な目にあってる。

話を聞いたあと、山本に飯を食わせている間に修行していたら、「弟子に成りたい」と言ってきた。
まぁ、断る理由もないから、許可した。
....初めての弟子だから楽しみだな。スパルタの訓練は絶対しない、子供にしたら死ぬ。
今のレベルにあった修行をしようと思う。












*月$日

山本は凄いな、教えることをどんどん吸収していくから、レベルも凄い速さで上がる。畑仕事や狩りも手伝ってくれるしな。鬼道(きどう)も教えてる。

斬魄刀(ざんぱくとう)もあげた。かなり嬉しそうにしていた。始解(しかい)も出来るようになった。炎熱系でかなり強い。名前は流刃若火(りゅうじんじゃっか)
予想よりも速く修行か終わりそうだ。














$月「日

山本の修行が終わった。いつの間にか卍解(ばんかい)を習得していて、卒業試験で使ってきた。名前は残火(ざんか)太刀(たち)
太陽のような熱さを纏っていて、破壊力は俺よりある。
試験の内容は俺に一太刀入れることだ。俺は剣術と鬼道(きどう)しか使わない。
場所は昔見つけた白い砂と常に夜の世界だ。

三日三晩戦って入れられた。
その時一番実感した、本当に強くなったと。同時にこいつに勝てる奴いないんじゃないか、と。
俺に一太刀入れたあと、すぐぶっ倒れやがった。背よって帰る羽目になった。

丸三日寝ていて、起きたあと、三日分の飯食ってた。
合格記念に何が欲しいか聞いたら、「師匠と同じような星のあとが欲しいです」と、言ってきた。やめとけって言ったのに「嫌です」って言ったから左手の甲に付けた。

これからどうするんだ?と聞いたら、「あの化け物を倒して行きながら、習ったことを広めて行こうと思います」と、うん、結構良い目標だ思う。

出ていく時、最後に「ありがとうございました。またきます」と、お礼を言ってきた。
不覚にも感動してしまった。...俺の涙腺はかなり緩いらしい。



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