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ドリトル先生と日本の鉄道
第七幕その六

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「表彰されます」
「鉄道博物館で、ですか」
「そうです」
「わかりました、ではです」
「先生もですね」
「コンプリートを目指します」
 こう宮田さんに答えました。
「是非」
「それは何よりです」
「随分と種類がありますが」
「日本の駅弁は実際に多いです」
「そうですね」
「それを全て食べることは」
「どうしても時間がかかります」
 宮田さんもこのことは否定しません。
「しかしです」
「そこをですね」
「全て食べますと」
「コンプリートとなって」
「はい、表彰されます」
 鉄道博物館からです。
「記念写真も撮ってくれますので」
「そのこともですね」
「ご期待下さい」
「それでは」
 先生は宮田さんに笑顔で応えました、そうしてでした。
 鉄道博物館の空いたスペースについてどうするのかはこれから考えることになりました、ですがそれでもです。
 どうするべきか、考えてもです。
 先生も今は智恵が出ません、それで宮田さんが帰ってから動物の皆に考える顔でこんなことを言ったのでした。
「少し考えるよ」
「そうしてだね」
「知恵を出すんだね」
「アイディアを」
「うん、少しね」
 それだけ考えてというのです。
「そうしてね」
「そのうえで、だね」
「空いたスペースもだね」
「どうするか」
「その解決もするね」
「そうするよ、しかし思うことは」
 それはといいますと。
「もう普通の列車は充分かな」
「そうだよね」
「SLもリニアモーターカーもあって」
「新幹線もあって」
「宙も走ってね」
「それは充分かな、だとすると」
 真剣な顔で言う先生でした。
「普通の車両以外になるけれど」
「何がいいかな」
「一体ね」
「これから考えていきましょう」
「今はね」
「それがいいね」
「そうするよ、本を読むかもう一度博物館に行くか」
 鉄道博物館にです。
「これまでのことを振り返るか」
「そうしてね」
「そのうえでだね」
「アイディアを出すんだね」
「そうするね」
「うん、そうするよ。あとね」
 こうも言った先生でした。
「紅茶も飲もうか」
「紅茶ね」
「それを飲んで」
「そしてだね」
「何とかするよ」
 こう言ってです。そしてでした。
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