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ツインズシーエム/Twins:CM 〜双子の物語〜
ツインレゾナンス
第15話 今後の展望
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 昼休みの屋上でローブ姿の人間と遭遇したセレシアとフローラ。当初はエースかミストと共に行こうと思い、昼の時間が終わる間際に2人がいる教室に向かったのだが、そこにはどちらの姿もなかった。

 そのためやや気が進まないところではあったが、女子2人だけで校長室へと向かうこととなった。別に校長であるパードレのことが嫌いなわけではないが、どうしても『校長室』という言葉の響きで背筋が伸びてしまう。

「それもこれも、あのローブ姿の誰かさんのせいってことね……。うーん気が重い」

 不満を向けるべき相手は神出鬼没とあって、ただ漏らすことしか出来ない状態。矛先を向けることの出来ない不満がセレシアの口からこぼれるのは容易かった。

「しょうがないよセレシア。解決のために少しでも頑張ろ?」

 対して、フローラの口からは不満はこぼれなかった。あくまでもセレシアとの比較だが、何故かやる気に満ちている。セレシアにはどうしても不思議に、決して悪い意味ではないが何か裏があるように思えていた。

「フローラ、なんだかえらく張り切ってるね。??もしかして、フォンバレンくんの役に立てるから、とかそういう理由もあったりするの?」

「え、そ、そういうわけじゃないよ? ただ、解決したら平和になるよね、ってそういうやる気だから」

「ふーん……じゃあそういうことにしておこうかな? まぁ確かに解決して平和になるのはいいことだから、やる気あればその理由なんて何でもいいけどねー」

 やや赤面しているフローラをこのまま少しづつ問い詰めていくのもセレシアとしては楽しいことだが、時間に大きな余裕があるわけではない今はそれは後回し。追求を止めて、扉のある前を向いた。

「校長先生、失礼しまーす」

「失礼します」

 光沢のある茶塗りの扉を押し開けると、その奥には前と同じようにパードレが座っていた。前回と違うのは、書類に目を通すのではなく、背もたれに背中を預けて寝そべっていたことだ。どうやら、仕事のない休憩時間だったようだ。

「おーう、揃ってどうしたガールズ?」

「前に話してもらった襲撃事件のことです。さっきの話ですけど、屋上で遭遇したので報告しに来ました」

 セレシアの言葉を聞いて、生徒に見せられないような態度で寝そべっていたパードレが驚く速さでその雰囲気を切り替えた。先ほどまで寝そべっていたのは別人だったのかと疑いたくなるレベルである。

「ほう。今度の被害者は誰だ?」

「エアード・ヴィラノローグくんです。といっても、被害そのものはゼロなんですけど」

 フローラからの報告に、眉間にしわを寄せたパードレ。数秒ほど考え込む素振りを見せた後、また口を開いた。

「ほう、エアードか……。となると……本当に共通点がなくなってき
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