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レーヴァティン
第八十四話 ローマに戻りその三
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「野垂れ死んだのかもな」
 久志は今度は考える顔になり首を傾げさせながら言った。
「とにかく何もないし何も知らないのに無闇で偉そうでな」
「そうした奴に限ってそうだな」
「それでな」
 そうした人間で、とだ。久志はさらに話した。
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