暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2247話
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 UC世界にある国家というのは、連邦、ジオン公国、ルナ・ジオン……後、一応サイド6も入れてもいいのか?
 ともあれ、その程度だ。
 つまり、ギルフォードの異名となる帝国の先槍の、帝国がない。
 もしかしたらそのうちジオン公国のようにひょっこりと何とか帝国って国が出てくる可能性は、決して否定出来ないのだが。
 ともあれ、ギルフォードは何気にその辺は鋭いので、今はその一件を表に出すような真似はせず、秘密裏に進めた方がいいだろう。

「とにかく、だ」

 俺と同じ結論に達したのか、ムウが何かを誤魔化すようにそう告げる。

「現在UC世界においては、大きな動きがある……って訳じゃないんだろ?」
「そうだな。地球とかを含めれば、結構動きはあるけど……艦隊を率いて月に攻めてくる、なんて感じの大きな動きは今のところない。少なくても俺にそういう情報は入っていない」

 半ば膠着状態になりつつあるUC世界。
 これも、俺達が介入した結果だったのか?
 そんな風に思いつつ、蒸し餃子をタレ……酢に黒胡椒をたっぷりと入れたタレにつけ、口に運ぶ。
 超包子で何気に流行っているこの食べ方は、本来なら焼き餃子で食べる時に使われるタレなのだが、蒸し餃子で食べても十分に美味い。

「現在が膠着状態って事なら、それこそルナ・ジオンが……もしくは、シャドウミラーが事態を動かしてもいいんじゃないか? ……そう言えば、ルナ・ジオンのお姫様、MSとか生身での戦闘訓練をしてるって話だけど、どうなったんだ?」

 いきなり話題を変えたムウだったが、それが誰の事を言っているのかというのはすぐに想像出来た。

「ああ、セイラのMS操縦訓練か。……そうだな、まぁまぁといったところか」

 そう返すも、正直なところセイラのMSに対する適正は俺が思っていた以上のものだったりする。
 だが、考えてみればセイラは赤い彗星の異名を持つシャアの妹なのだから、MSの操縦センスが高くてもおかしくはない。
 もしかして、原作ではセイラはエース級のMSパイロットとして活躍していたのかもしれないな。
 あ、でもセイラと接した時に一瞬だけ見えた、シャアが小惑星を地上に落とそうとしていた時の光景。
 あの光景では、アムロとシャアはいたが、セイラの姿はどこにもなかった。
 そう考えると……原作であの時のセイラは一体何をやってたんだろうな。

「ふーん。アクセルの口から出るまぁまぁなら、結構期待出来そうだな。で、機体はどうするのか考えてるのか?」
「いや、まだだ。……正直なところ、一体どんなMSに乗せればいいのか迷ってすらいる。いっそ、アプサラス計画で開発されているアプサラスに乗せてみるのもいいかもしれないとは思うんだが……」

 恐らく、現時点でUC世界最高のニュータ
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