第70話
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事がこの娘の誘導尋問に引っかかってしまうなんて………そういう役割はリーゼアリアなのに。」
「何故そこで私が出てくるのですか………そ、それよりも………薄々察してはいましたけど、お兄様の奥方となった皇女殿下は当然として、お姉様もやはりお兄様と………」
疲れた表情で溜息を吐いたアルフィンにジト目で指摘したリーゼアリアは頬を赤らめてエリゼを見つめた。
「フウ………この状況で”違う”と言っても信じられないでしょうね。ええ、そうよ――――私達と兄様との”関係”は2年前からよ。勿論、妊娠しないようにいつも避妊魔術を使っているけどね。そうでなければ、今頃私達全員”母親”になっているわ。」
「旦那様は普段は穏やかな殿方ですけど、性行為をする時になれば豹変してとても性欲旺盛な方になって、何度もわたくし達を求めて”達する時”はいつも中に出しますものね。この間した時なんて、”危険日”で”奉仕”と”お掃除”でそれぞれ1回出したにも関わらずに6回くらい中に出されましたから、避妊魔術を使っていなかったら確実に妊娠していたと思いますわ。」
言い訳をすることを諦めてリィンとの情事を赤裸々に語ったエリゼとアルフィンの話を聞いたその場にいる多くの者達は冷や汗をかいて表情を引き攣らせたり、混乱したりしていた。
「フフ、なるほど♪リィン教官は”絶倫”の上”男女の営み”になれば、野獣のように何度も求めてくださる上、しかも避妊魔術を使えば例え危険日に何度も中に出されても妊娠しないのですね♪良い事を聞きましたわ♪後でレン教官あたりに避妊魔術の習得方法を教わった方がよさそう―――――いえ、いっそ”愛の証”を理由に教官の伴侶の一人にする為にも避妊魔術は習得しない方がいいかもしれませんわね♪」
「この世界に避妊する為の魔術が存在する事にも驚いたけど、それよりもアルフィンが今言った”お掃除”と”奉仕”って、何の事かしら……?”奉仕”って、確か利害を考えずに誰かにつくすって意味よね?部屋を掃除したり、誰かにつくすことが性行為とどう関係してくるのかしら……?」
「私も意味はわかりませんが、話の流れからして不埒な行為である事は確実かと。」
「ふふふ、どうやらそろそろ我々の出番のようですね。」
「そうみたいね♪ちょうどいい機会だから、ご主人様が好む奉仕とかも含めて二人にも教えてあげるわ――――」
「だからアンタはやめい!それとリザイラさんとベルフェゴールさんも学生のあたし達どころか、純真無垢なゲルドやまだ子供のアルを汚すような知識を教えないでください!」
ミュゼが小悪魔な笑みを浮かべ、首を傾げているとゲルドとジト目になったアルティナの疑問を聞いてアルフィンの傍に現れたリザイラとベルフェゴールは二人にある知識を伝えようとし、ユウナは顔を真っ赤にし
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