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八条学園騒動記
第四百九十一話 強過ぎる主人公その七

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「降参して終わりなの」
「エンディングか」
「王宮に乗り込むけれど」
「そこでか」
「いえ、それソウルでね」
 当時の李氏朝鮮の首都だ、この時代の韓国の首都のソウルであるがこちらは星系としての名前である。
「ゲームの真ん中位でソウルになるけれど」
「真ん中か」
「王様逃げた後でね」
「追い掛ける展開か」
「それで明との国境まで逃げるんだけれど」
 その王がだ。
「そうしてね」
「それでか」
「国境でよ」
「捕まえるか」
「そこで捕まえて降参させて」
「それで終わりか」
「ちなみに李舜臣は出ないわよ」
 当時の李氏朝鮮の名将だ、この時代でも韓国の英雄とされている。
「最初に海渡って」
「一気に陸を進むからか」
「出ないのよ、あの人水軍だったから」
 李氏朝鮮の水軍提督だったのだ。
「流石に李舜臣倒すとね」
「余計にこじれるな」
「スタッフもそこまではって思ったらしいのよ」
「成程な」
「そしてね」
 そのうえでというのだ。
「王様降参させて終わりよ、ちなみに隠しキャラいるわよ」
「そうしたキャラもいるのか」
「そう、豊臣秀吉」
「そういえばゲームのタイトルその人だったな」
「その人が主人公の筈がね」
「出ない筈がないな」
「それで出てくるのよ」
 当の秀吉もというのだ。
「隠しコマンドをキャラ選ぶ時に入れたら」
「そうしたらか」
「そう、それで秀吉さんはね」
「強いか」
「本来の主人公二人よりもね」
「そんなに強いのか」
「鬼よ」
 ビアンカは一言で述べた。
「まさにね」
「そうなのか」
「何かがあっても死なないから」
「不死身キャラか」
「事実上ね」
「ダメージを殆ど受けないか」
「そうなの、攻撃力も高くて」
 本来の主人公達よりもというのだ。
「素早くて分身とかも多くてね」
「主人公達より一回り位強いか」
「二回りね」
 そのレベルだというのだ。
「強いわよ」
「そこまで強いか」
「そうなの、そこまで強いから」
 だからこそというのだ。
「無敵なのよ」
「無敵の域の強さか」
「ええ」
 その通りだというのだ。
「本当にね」
「やられることはあってもか」
「落ちたら死ぬ場所も自動的に飛び越えるし。目を瞑っていても」
 シューティングゲームでは絶対にしてならないことだが、というのだ。
「攻撃ボタンさえ押していればね」
「クリア出来るか」
「そこまで強いのよ」
「落ちたら死ぬ場所の前で自動ジャンプは凄いな」
「それだけで実質無敵ってわかるでしょ」
「攻撃力と防御力が普通のキャラより二回り強くてな」
「素早さも攻撃の性能もね」
 こうした要素もというのだ。
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