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デジモンアドベンチャー Miracle Light
第57話:新しい仲間
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お前、京に甘くないか賢?」
「え?そんなことないと思うけど…」
「賢君はあんたと違って紳士…げぼおっ!?」
「だ・ま・れ!!」
減らず口を叩く京の額にチョップを叩き込む大輔。
取り敢えず翌日に京と伊織をデジタルワールドに連れて行くことに。
そして解散し、大輔達はミミを除いた面子を集めた。
「デジモンカイザー…ね」
「その子私達と同い年なんでしょ?中学生なのに世界征服ごっこなんかして何が楽しいのかしら?」
ヤマトと空は微妙な表情を浮かべていた。
それはそうだろう、自分と同い年くらいの子供がデジタルワールドを征服しようとしているのだから。
「正直、小学生ならまだ理解出来るけど中学生だよねデジモンカイザー?今?」
「あれでしょう?えーっと中二病でしたっけ?」
「大輔君、タケル君?中二病って何?」
丈と光子郎の会話を聞いて中二病のことを知らないヒカリが尋ねる。
「んー、そうだねえ…急に悪ぶったり、背伸びしたりとかする奴?」
「自分には特別な力があると勘違いする奴」
「ピッタリ!!ねえ、賢君…賢君?」
パソコンで調べていた賢に振り返ると、賢は微妙な表情を浮かべていた。
「どうしたんですか?」
「気分が悪くなったのか?」
「…デジモンカイザーの正体…分かっちゃったかもしれません…」
芽心と太一が微妙な表情を浮かべている賢の心配をするが、構わず口を開いた。
「え!?マジか!?その中二病野郎の正体は?」
「僕の兄さんです」
【…………え?何だって?】
「悪い、賢。デジモンカイザーの正体は何だって?」
「だから僕の兄さんです」
一瞬聞き間違いかと思って太一は聞き直したが、やっぱり答えは変わらない。
「…確かかそれ?」
「はい、2年前に行方不明、そして2年経過で太一さん達と同い年になる人は兄さんしかいませんでした。」
「探し忘れじゃないか?」
「残念ですが、探し忘れ無し。ほぼ高確率で僕の兄さんがデジモンカイザーです」
「……ええ?」
「その、元気出せ賢。兄貴の方がアレでも弟のお前はしっかりした常識人なんだってくらい、俺達も分かっているから」
タケルが微妙な表情を浮かべ、ヤマトは同情して賢の肩を優しく叩いた。
「ありがとうございます。やれやれ、しばらく行方不明になっていたかと思えば世界征服ごっことは。どうやら兄さんは病院に送り込まないといけないようだ」
「病院で治るのかよ中二病が?」
「少なくても兄さんは精神カウンセリングくらいはしないといけないでしょうね」
「そうか、きっとお前の兄貴は頭の病気になっちまったんだ。気にすんなよ賢、生きてりゃ色々あるさ
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