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提督はBarにいる・外伝
ミーティング・フォー・ブルネイ
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切れば勝てるだろうが……」

「しかし、それならばネームレベルの専門家と言っていい『蒼征』は招聘されずに私達の所に辞令が下ったでしょう。ですがこの被害状況を見る限り、最初からネームレベルとして扱うべき相手でしょう、これは」

 武蔵のぼやきに的確な赤城の指摘が飛んでくる。

「これの情報隠蔽してた政府は幾つの鎮守府を壊滅させるつもりだったんですかね?青葉、その辺が気になります!」

「確かに、これだけ理不尽な被害を放っておけば潰れる鎮守府の数は両手の指は軽く越えただろうな」

 思わず溜め息が漏れる。

「他の空母同様、懐に飛び込みさえすればどうとでもなると言えど、近付く事が無理難題に思えますね……」

「あ〜、だよねぇ。ってかさぁコレ本当にこの世に存在してるワケ?質の悪い都市伝説とかじゃないよね?」

 接近戦では無類の強さを誇る神通でさえ浮かない顔だ。北上は面倒くさいという顔色を隠す事もせず、あからさまに嫌そうな顔をしている。

 何せ、空母(又はそれに類する艦種)が含まれる艦隊ばかりをつけ狙い、その悉(ことごと)くを壊滅させている。その上随伴艦にも容赦は無く、大和型でさえ轟沈寸前まで追い込まれている事例もあった。これをたった1隻の空母型深海棲艦がやってのけているというのだから、何の冗談だと言いたくもなる。

「ひえぇ……こんなの流行りの異世界転生モノのネット小説でだって出てきませんよ?なんですかこの『ぼくのかんがえたさいきょうのくうぼ』みたいなキャラ設定は。ボツですよ、ボツ」

「提督、流石にこれは悪ふざけが過ぎると思うんだ」

「ゲームのラスボスでも、これはやりすぎっぽい」

「まぁ、そういう反応にならぁな。だが残念な事にこういうぶっとんだ存在を専門的に相手するのが『蒼征』に求められてるポジションで……って、どこ行くんだでち公」

「これは悪い夢でち……こんなのが実在するわけねぇでち。きっとオリョールの行きすぎで疲れて幻覚を見てるんでち……オリョール行って目を覚まして来るでち」

「おっと、そうはいかん。相手は正規空母……潜水艦は索敵の対象外だ。潜水艦達には最終手段として残ってもらう」

「ち、因みにその最終手段てなんでち?」

「ん?潜水艦皆で囲んで魚雷で飽和攻撃」

「んな事だと思ったよデチクショオオオオオォォォォォ!」

 でち公が床に這いつくばり、拳で床を叩きながら号泣している。とはいえ潜水艦で囲んで魚雷で吹っ飛ばすのはホントの最終手段だ。それまではまともな手段で沈めるのを目指す。





「まぁ、皆さん思う所は様々あるとは思いますが、20年以上前にはこのクラスの化け物がウジャウジャいた時代があったのです」

 眼鏡をクイッとやりながら、淡々と語る大
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