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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
とんでもない情報が手に入る
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 今夜、俺達が襲われた“グラッカ教団”が何かしようとしているらしい。
 しかもこの都市で何かをやらかそうとしているようだ。
 偶然俺達がこの都市に来たのに、いきなり襲撃されたのは……もしかしたならそちらの準備があったからなのかもしれない。
 
 いや、あの場から転移をして現れたあの不気味な人物を考えると、そうとは言い切れないのかもしれない。
 そして、あの転移能力を使えば、

「幾らでも転移して、物を運べるから……どうなんだ?」
「何の話ですか?」

 そこでアイル神官長が俺に聞いてくるので、あの不気味な人物の能力について話すと、

「そんな転移が……確かにここは大きい街であり、都市とも転移魔法で人や物を移動できますが、そんな危険な物品は検査に引っかかりますし、転移関係は何日も前から予約しないと……それにそういった転移系の術者もそう簡単にモノを運べるわけではなく……そもそも、そんな自由に好きな場所に転移するなど、“存在自体がおかしい”です」

 アイル神官長は狼狽したようにそう言う。
 自由に転移転送できる俺は、何となく耳が痛かった。
 エリカが、そうよこれが普通の反応よ、とでもいうかのように俺の方を見ているのもその理由の一つかもしれない。

 だが、それは俺の特殊能力(チート)のせいなので仕方がないのだ。
 これは俺の意志ではどうにもならない事なのである。
 などと心の中で俺が思っているとアイル神官長が、 

「ですが今の話が本当だとすると……我々が予想するよりも“危険なもの”が運び込まれて、禁忌の魔法が使われている可能性もあるのか。あの“グラッカ教団”は魔王をこの世界で生み出す術を持っているといった話もありますし。魔王と共闘しているとも……」
「そうなのですか? キャサリンには魔王と関連しているらしいという話は聞いていたのですが……そこまでの情報は俺達は手に入れていませんでした」
「ああ、これは……秘密にしておいてくださいね」

 そう言ってアイル神官長は微笑んだ。
 つい口を滑らせたのか、俺達には話してもいいと判断したのか、その両方か。
 どちらにせよ、

「協力するのであればそういった情報はあった方がいいです。それに俺たちが住んでいる村の近くでもそういえば魔王を生み出そうとしていた奴らがいたから倒したが、まさかあれも?」

 そこで俺は更に新たな事実に気づいた。
 あの人物たちも黒いフードでその身を隠していた気がする。
 気づかないうちに、そういった危険な存在と俺達は接触していたようだっt。

 それに“ステータス・オープン”でもそこまで詳しい情報は手に入らなかった。
 あの時もう少し強制開示をしておけばよかったな、と今になって俺は思う。
 そこでアイル神官長は、

「こ
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