暁 〜小説投稿サイト〜
デジモンアドベンチャー Miracle Light
第27話:デジタルワールド
[1/3]

[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話
味方の遅すぎる到着にいくらか騒ぎが起きたが、ようやく霧が晴れてきた。

それによって全員が安堵の表情を浮かべたが、次の瞬間にそれは驚愕に変わる。

「な、何だこりゃあ…?」

「これはまた…空に大陸があるなんて…不思議だね」

大輔が驚愕で目を見開き、隣の賢も目を見開きながら空に大陸があることに驚いている。

しばらくしてあれがデジタルワールドだと言うことが分かるのだが、大輔達だけではない。

日本にいる人…否、世界中にいる人々が大輔達と同じように空に浮かぶ大陸…デジタルワールドを見て驚いているに違いない。

しかし、世界中の監視衛星からレーダーにいたる全ての電子機器はデジタルワールドの存在を認識していなかった。

「デジタルワールド…まさか実物をこんな形で見ることになるとはね…」

今まで見たいと思っていたデジタルワールド。

こんな形で見ることになるとは思わなかった。

どうやらこれは世界中で起きているらしいので、ロンドンの病院で暇を持て余しているらしい親友も目撃していることだろう。

そう思うと不謹慎にも笑みを浮かべてしまった。

「おじさん?どうしたの?」

「ああ、すまないねヒカリ君。まさかこんな形でデジタルワールドを見ることになるとは思わなかったよ。…何度も否定されたデジタルワールド。もし君達と会わなければ、俺は別の形で見ることになったか…それとも…いや、考えていても仕方ないな。今はこの状況をどうにかしなくてはね」

次から次へと現れる人々。

その中にはヒカリ達の家族もいた。

「それにしても、あれがチビモン達やハニービーモン達がいた世界?」

「いや、あれはもう俺がいたデジタルワールドじゃないな。あまりにも臭いが違いすぎる」

「だなあ」

チビモンとハニービーモンが否定する。

少なくてもチビモンとハニービーモンがいた時間から何千年も経っているのだから臭いが違うのも当然だ。

「少なくても私が知るデジタルワールドじゃないのも確かだ。」

どうやらプロットモンから見てもプロットモンが知るデジタルワールドとは違うようだ。

「確か、ゲンナイさんが現実世界の1日はデジタルワールドの1年だって言ってたね」

「1年!?ってことは…」

ミノモンの呟きに太一が驚愕し、ヤマトは目を見開きながら口を開いた。

「俺達が現実世界に戻ったのは8月1日の午後1時近くだから…つまり2年近くデジタルワールドを放置してたことになるのか!?」

「まあ、そうなりますね。でもそうしないと僕達合流出来ませんでしたし。仕方ないと思いますよ」

デジタルワールドを気にしすぎていたら少なくても全員合流するのが更に遅れてテイルモンとヒカリが出会うのが更に遅れただろ
[8]前話 前書き [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ