暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2203話
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オンとジオン公国は現在戦争中にある。それは間違いありませんか?」

 そうセイラに尋ねたのは。アンリが連れてきた政治家の1人。
 その政治家の言葉に、セイラは頷きを返す。

「ええ。その認識で間違ってはいません。一応資源を売るというので、商売相手という風に見る事も出来ますが、実質的には敵だと思いなさい」
「では、いっそソロモンを攻め落とすというのはどうでしょう? ルナ・ジオンとしては、敵対している勢力の要塞を奪うという行為は問題ないかと」

 なるほど、と。
 そんな風に頷く者が何人かいるが……セイラは、その政治家の言葉に首を横に振る。

「却下します」
「却下……ですか? ルナ・ジオン軍の戦力を考えれば、無理ではないと思いますが」

 若干不満そうな様子で尋ねる政治家。
 まぁ、ソロモンを奪うというのは、不可能じゃない。
 ソロモンも出来たばかりで、まだ100%完璧に機能している訳ではないだろうし、ルナ・ジオン軍が精鋭揃いだというのは、ジオン軍も当然知ってるだけに、今の状況で攻めるような真似をすれば、士気も低くなるだろう。
 そう、攻略する事だけを考えているのであれば、難しい話ではないのだ。
 だが……攻略した後はどうするのかという問題が、ここでは重要になってくる。

「ソロモンを手に入れたとして……どうするのです? 現在の位置にそのまま置いておくとなると、当然ジオン軍に奪い返されます。そうなると、月に持ってくる必要があり、それはアクセルの力を借りるのですか? ましてや、月に持ってきても、どう運用するのです? 今の私達では、持て余すだけです。それとも、ソロモンを運用する人材もシャドウミラーから借りるのですか?」

 その言葉に政治家は何も答えられず……結局、ソロモンに関しては様子見という事になる。
 正直なところを言わせて貰えば、人員の派遣はしても特に問題はないんだけどな。
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