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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2201話
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物資を降下させる必要もあるから、それを考えると打ち上げ施設は大きくても問題はないと思うんだが」

 HLVの打ち上げ施設というのは、同時に宇宙から降下してくるHLVが着陸する場所でもある。
 そうである以上、当然の話だが打ち上げ施設のある場所が広ければ、それだけ多くのHLVを降下させられる。
 ……シャドウミラーがシステムXNを公表して自由に使えるようになれば、HLVとかそういうので補充物資の類を降下させる必要もないのだが。

「ふむ、そういう意味でなら、ある程度あってもいいのか?」

 どこか微妙な表情で呟くスレイ。

「まぁ、その辺については、後でルナ・ジオンの面々とも色々と相談をする必要もあるだろうな。ともあれ、今はこのライブを成功させる事だけを考えていればいい」
「うむ。シェリルも楽しみにしていたし、兄様も頑張っていたからな」

 俺の言葉に、満足そうに呟くスレイ。
 俺の恋人でシェリルとも文字通り深い付き合いをしており、フィリオの妹でもある。
 今回の一件でスレイに白羽の矢が立ったのは、その辺りの理由もあったりするんだよな。

「シェリルもフィリオも張り切っていたからな。このライブは絶対に成功させたい」

 それは、俺にとっても正直な気持ちだった。
 今回のライブは、ルナ・ジオンとしてもかなり力を入れている。
 具体的にどのくらい力を入れているかと言えば、月にいたルナ・ジオン軍の中から何人か精鋭を寄越すくらいには。
 それに加えて、ハワイでアプサラス計画を進めているギニアスから、MSパイロットとしても腕を上げているアイナ、そのアイナと良い雰囲気のガトー、そしてガトーに目を光らせるノリスといった面々もこっちに回される事になっていた。
 正直なところ、大勢が集まって特別なイベントを行う今だからこそ、アプサラス計画をやっている場所の防衛を厳しくした方がいいという意見もあったんだが……ぶっちゃけ、まだアプサラス計画は最初も最初といった感じなので、実際には重要な機密の類は研究所にも殆どない。
 勿論、技術者達という重要な人材はいるが、その辺りの護衛はバッタやコバッタ、量産型W辺りに任せておけばいい。
 その辺の普通の護衛よりは、よっぽど成果を出してくれるのは間違いないのだから。

「そうだな。……成功させよう」

 スレイも俺の言葉に素直にそう答え……不意にお互いの顔を見つめていた事に気がつき、どちらからともなく笑みを浮かべる。
 数分程が経ち、それでようやく笑いの発作が収まると、俺はスレイに手を伸ばす。

「じゃあ、行くか。今日のライブを成功させて、そして俺達も楽しむ為に」

 フィリオとシェリル……それにハワイにいたそういう関係の技術を持っている者達と話をし、どのような舞台にするのかを決
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