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転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2200話
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 そう告げるシェリルの様子を見る限り、悪くはないけど決して満足をしているという訳でもないらしい。
 まぁ、言ってみれば一昔前のアイドルを好むフィリオと、今風のシェリルだ。
 どうしても、その辺りには上手くいかないという事もあるのだろう。

「けど、フィリオ……いや、この場合は演出家と言うべきか? その演出家としっかりと話をして、お互いの認識を合わせておくというのも重要な事だろ?」

 そう言うと、シェリルは当然といった様子で頷く。

「それくらいは分かってるわよ。実際に、しっかりと話をしてはいるしね。ただ、向こうも簡単に折れなくて」
「だろうな」

 フィリオのアイドル好きというのは、フェアリオンの開発者であるという事を考えれば、明らかだ。
 寧ろフェアリオンのようなAMを開発するだけの熱心なアイドル好きと言ってもいい。
 そうなると、やはりというか当然のように一家言を持つようになる。
 その辺りが、シェリルと食い違っている原因だろう。
 それでも、シェリルとフィリオはしっかりとお互いに話し合い、どのようなステージにするのか、そしてどのような演出にするのかを決めるといったところか。

「まぁ、頑張ってくれ。俺もシェリルのライブは楽しみにしてるからな」
「アクセルにそう言われたら、張り切るしかないわね。……ふふ」

 面白そうに、そして楽しそうに、満足そうに笑みを浮かべるシェリル。
 シェリルにとって、やはりライブというのは色々な意味で特別なものだという事なのだろう。
 そんなシェリルと話しつつ、ハワイの街中を歩く。
 ……ちなみに、シェリルは麦わら帽子以外にも、今は俺の空間倉庫の中に入っていたサングラスで変装をしている。
 その理由は……

『シャドウミラーの幹部にして、異世界では銀河の歌姫とも呼ばれた、シェリル・ノーム。今度行われるライブでは、そのシェリル・ノームの歌を聴く事が出来ます! 皆さん、異世界の歌姫の歌、聴きたくありませんか!?』

 街中の街頭TVにて、そんな映像が流れている。
 当然ながら、その映像の中にはシェリルの姿もある訳で……今の状況でシェリルが街中を歩けば、間違いなく騒動になってしまうだろう。

「ふふっ、ハワイでライブをしたいとは言ったけど、まさかここまで大掛かりなものになるとは思ってもいなかったわ」

 そんな映像を見ながら、シェリルは満足そうに笑みを浮かべる。
 シェリルにしてみれば、恐らくもっと小さなステージでのライブになると、そう思っていたのだろう。
 だが、ルナ・ジオンの考えと上手く組み合わさった結果として、今のような状況になった訳だ。
 とはいえ、当然のようにシェリルはそれに不満を抱いてはいない。
 シェリルにとって、今回の一件は寧ろ渡りに
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