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英雄伝説〜西風の絶剣〜
第54話 地下遺跡を探索せよ
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side:フィー


 グランセル城を制圧したわたしとリィンとラウラは、捕らえた特務隊を庭園にて監視していた。
 アリシア女王陛下は無事にエステルとシェラザードが助け出したらしい。途中でデュナン侯爵が特務隊を引き連れて妨害してきたようだけど、エステル達が特務隊を倒すと焦って逃げようとして階段の手すりに頭をぶつけてしまったようで今は執事の人が介抱している。


「ふあぁ……暇だね」


 わたしはつい欠伸をしてしまうがやることがないから仕方がない。エステル達は女王陛下からリシャール大佐達がどこに行ったのか詳しく話を聞いているが、一体何処に行ってしまったのだろうか。


「リィン、リシャール大佐達は逃げちゃったのかな?」
「どうだろうな、アリシア女王を救出した以上もう特務隊には後がない。だが今も姿を見せないとなるとフィーの言う通り逃げたのか、それとも城を制圧されても構わない程別にやることがあるのか……まあ今はエステルさん達が戻ってくるまで待っておこうか」


 彼らが何処に行ったのかは気になるが、今は見張りの仕事をこなしておくことにしよう。


「リートさん、フィルさん!」
「あれ、クローゼ?」


 そこに帝国大使館にいるはずのクローゼが現れてわたし達は目を丸くして驚いてしまった。どうして彼女がここにいるんだろう?


「クローゼさん、どうしてここに来たんですか?」
「はぁ……はぁ……ジークから皆さんが御婆様を救出してくれたと聞いて……」
「ピューイ」


 クローゼの腕に止まったジークを見て、そう言えば姿を見なかったなと思った。


「まあお城の制圧は済んでますから危険はないとは思いますが……ミュラーさんはどうしたんですか?」
「お城の前まで護衛してくださいました、何回も止められたのですが無理を言ってしまって……彼は立場上グランセル城に入ることが出来なかったので安全を確認してから私だけでここに来たんです」


 リィンの質問に、クローゼが途中までミュラーに護衛してもらった事を話した。城を解放したからといっても街が安全になった訳じゃないからいい判断だと思う。
 でもクローゼを必死で説得しようとして最終的に眉間に皺を寄せながら渋々頷いたミュラーが安易に想像できた、オリビエの事といい本当に苦労性なんだね。


「それで御婆様は今どうされているのですか?」
「女王陛下は現在エステル殿達と話しあっています。特務隊を率いているリシャール大佐と隊長のロランス少尉、副官のカノーネ大尉も現在行方が分かっておりません」
「そうですか……でも御婆様が無事だったのは良かったです。本当にありがとうございました」


 ラウラがアリシア女王の事をクローゼに説明する、まだ脅威が去った訳ではない
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