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異世界転移した最強の俺、追放されたSSS級冒険者(美少女)を拾う
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 こうしてエリカは俺の世界の服は諦めて、ルーシーの渡した……着せた服を着ることになった。
 エリカは相変わらず青い顔ながらも、

「そう、ポジティブに考えた方がいいわね。やっぱり強力な加護のある服なのは素晴らしいわ。ええそう、私の隠れた欲求なんて関係ないわ、ぶつぶつ」

 などと呟いて自己暗示をかけている。
 少し放っておいた方がいいのかもしれない、そう思っているとそこでルーシーが、

「そういえばユウスケ、私はユウスケに可愛いって言われたことがない気がする」
「……女神様なのに、可愛いって言われたいのか?」
「もちろん! 褒めて褒めて褒めまくりなのがいいな〜」
「……俺、ホストみたいな女性を口説くスキルは持っていないんだが」
「普通に可愛い、って言ってくれればいいのです!」

 そう俺にか歩を近づけてルーシーがお願いしてきた。
 この距離は近い、そう俺は思いながら、

「あ、えっと、可愛いと思うな」
「うんうん」
「それで大人しくして黙っていると美人だけれど、そうやっていると可愛いように見えるんだよな」
「……微妙に褒められているのかいないのか分からない感じにされている気がするけれど、可愛いって言ってもらえたからそれでいいかな。あとは、私も可愛い服を着てみようっと。でも、私が来ても服を着て戦っているシーンは見れないんだよね。う〜ん、う〜ん……は!」

 そこでルーシーは何かを思いついたらしく、大きく目を見開いてエリカを見た。
 エリカは何か嫌な予感を覚えたのか、びくっとした。
 だがそういったものはお構いなしに、ルーシーはエリカに近づいていき、

「エリカ、しばらくうちに滞在していかない? そして一緒に冒険しない?」
「え?」
「衣食住、全部保障するわ。ユウスケが!」

 ルーシーが俺を指さす。
 どうやら俺が、エリカの衣食住を保証するらしい。
 保証する本人の了承を得ず話が進んでいるが、でも俺としても可愛い服の女の子が戦っているシーンを実写で……ではなく、SSS級冒険者としての実力がやはり近くで見たいというのもある。

 それにこの世界の最高峰の実力がどんなものなのかも興味がある。
 何しろ俺の場合、特殊能力(チート)で大抵完了してしまうからだ。
 まだしばらくはこの世界に滞在するし、もしもの事があった時の対応を考えると彼女の戦い方は参考になるかもしれない。

 などと俺が思っているとエリカが、

「確かに今は行く当てがなくなったから、そうね。いいわ。それなら、この前の私を追い出したパーティの依頼はキャンセルして……」
「ん? キャンセル? パーティ?」

 俺は知らない話を聞いて聞き返すとエリカが、

「そういえば言っていなかったかしら。私、魔王討伐の依頼を受けて
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