暁 〜小説投稿サイト〜
ソードアート・オンライン〜Another story〜
マザーズ・ロザリオ編
第266話 藍子と木綿季とチョコレート
[8/8]

[8]前話 [9] 最初 [2]次話
とそう』
『あ……、もし、私に、私たちにお兄さんがいたとしたら……。きっと リュウキさんの様な感じかな? 今度、ユイちゃんやリーファさんに聞いてみようかな……。理想のお兄さんですか? って』




 いろいろな感情が湧いて出てくる。
 親愛だったり友愛だったり、愛情だったり。言葉にすれば少ないかもしれない。でも 言葉にならない思いが無限にさえ思える程湧いて出てくる。

 想いをそっと胸に抱いていたその時だった。


「へへ〜〜 たっだいまーー。ちゃーんと姉ちゃん渡せた?? リュウキ! もらえた??」

 元気良く病室の扉をがらっと開けてユウキが飛び込んできた。

「ああ。ありがとう。2人とも」


 リュウキはユウキを笑顔で迎え、改めて2人に感謝を伝えていた。


 リュウキとラン。2人きりの時間は、ほんの数分間程度だった。
 体感的には、もっと長かったのか、短かったのか、正直判らない気もしたが、時計を確認するとやっぱり短い、と思ってしまう。
 もうちょっと2人の時間にしてくれても良いのに、と思いながらも、らしくない気を使ってくれて 時間をくれた妹には感謝を送ろう。





「ありがとね。ユウ」


 

[8]前話 [9] 最初 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ