暁 〜小説投稿サイト〜
ハイスコアガール 前世がゲームオタクの俺がラブコメを展開するのは間違っている件
インド人を右に……ダル〇ムは関係ない
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いし……俺の行きつけのゲーセンもこいつは知っているわけだからな。

あ……そうだ。

「大野。ずいぶん前だけど、少し遠い所にゲーセンの聖地みたいな場所があるって噂を聞いたんだけどお前は知ってるか?」

「……(ふるふる)

「やっぱ知らねえよな。都市伝説だけど、実は1プレイでスト2が10円で出来る場所なんだぜ」

都市伝説。1990年代は、まだネットが復旧してない時代であるため人の噂が本当かウソかは直ぐにわからない。そのため噂が噂を呼び、それが人に電波していくが、殆どの例外を除いて基本的にガセネタであり、そのようなネタが都市伝説的となって噂が評判になる事もあった。


「嘘か本当か知らねえけど、俺はそれを確かめにいくけど来るか?」

「……(こく)」

「ならいくか。俺の家にランドセルを置いて、チャリで現場にいくか」

こうして都市伝説が本当か確かめる為に俺達は噂を頼りに現場に向かう。GPSによる道案内が出来ないために、わからない道は地図に見て確認するのが、この時代のやり方だ。そのため多少は道に迷いはしたが、何とか目的のゲーセンにたどり着く事ができた。

ーーー。

「確かにつく事が出来たけど……本当にここなのかよ」

「……(不安げ)」

俺達が到着した噂の都市伝説のゲーセン【フロンティア】明らかに怪しさ全開の入る事を躊躇しそうな古い建物で、しかも地下のゲーセンだ。とてもではないが都市伝説の噂通りのゲーセンの聖地とは思えないな。

「とりあえず入るか。入って確かめない事には噂が本当かガセネタなのか判らねえし」

俺と大野はビビりながらも地下のゲーセンに足を踏み入れる。ゲーセンの中に入ると、そこはアンダーグラウンドと言ってもいいほどに薄暗いゲームセンター。俺達みたいな小学生が入る事を躊躇しそうな雰囲気のゲーセンだ。今時逆に珍しいくらいに雰囲気が暗いゲーセンだと俺は思う。

「おい大野。こいつはスペースインベーダーだ。しかもアップライト筐体だぜ」

スペースインベーダー。1978年に稼働したタイトーが開発したアーケードゲーム。日本にスペースインベーダーブームと呼ばれる程に日本で大成功を収めた。インベーダーブーム時はスペースインベーダー専門のゲームセンターのインベーダーハウスや、インベーダーを目的に客を呼び込む喫茶店インベーダー喫茶という店が多く営業されていた。

しかし、そのブームの裏には100円偽造や学生によるスペースインベーダーをプレイする学生をターゲットにカツアゲをするという事を代表にゲームセンターを不良のたまり場という認識を当時のPTAに持たれて社会問題にも発展した。


「こいつをプレイすると独特な緊張感があるだろ。ずいぶんと古いレトロゲームだけど、今の俺達がやっても思わ
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