暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2188話
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で私を庇って宇宙線を浴びてしまい……」
「なるほど」

 頷き、ギニアスの方を見る。

「ギニアス、どうする? お前が治療を望むのなら、こちらで治療をしてもいい。シャドウミラーでは、アイナが言ったようにアンリの部下やゲラートといった傷病兵を治療してきたし、この世界以外の他の世界でも何人もの治療をしたことがある。宇宙線の治療というのはした事がないから確実に全快するとは保証出来ないが、それでも現状よりはマシになるのは間違いない」
「それは……本当なのですか?」

 信じられないといった様子で、ギニアスは俺に視線を向けてくる。
 ギニアスにしてみれば、まさか自分の病気が治るとは、思ってもいなかったのだろう。
 実際、このUC世界では治す事が出来なくてもおかしくはなかった。
 だが、それはあくまでもこの世界での話だ。
 これがシャドウミラーとなれば、話は違ってくる。
 特にレモンの能力を考えれば、宇宙線の治療は難しくはない……と、そう思う。
 勿論、俺があくまでもそう思うだけであって、実際にはレモンにギニアスの身体を調査して貰う必要があるのだが。

「試してみる価値はある。それに、ギニアスにとっては上手くいけば健康な身体に戻れるんだ。試してみてもいいんじゃないか?」

 そう告げる俺の言葉に、ギニアスは真剣な表情で頷くのだった。
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