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普通だった少年の憑依&転移転生物語
【魔法先生ネギま!】編
245 別荘≠ナの修業
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ていた糸を焼く。火力は調整してあるのでそこまでダメージはない。そのまま瞬動≠ナ氷神の戦鎚≠フ効果範囲から離れる。

「自分ごと糸を焼くとは、全く無茶をする…。そもそも“赤龍皇帝の双籠手(ブーステッド・ディバイディング・ツインギア)”だったか? それを使えば私など一捻りだろうに」

「それじゃ修行にならねぇよ」

「……それだけ切り(ジョーカー)≠持ちながら、さらに手札(カード)≠増やそうというのか。……ふん、贅沢な奴め」

「備えあれば憂いなし≠ニ云うだろう?」

「備えあれば憂いなし>氛汪mかに道理だな」

エヴァンジェリンの言葉を無言で受け流し、火の矢≠7矢ほど展開し、球状のまま放たずに待機させておく。糸への対策だ。

「……ふむ、しかし貴様も大分やるようになってきたな。今なら魔法縛り≠ナもタカミチと良い勝負が出来るはずだ」

「そいつはどうも──っと!」


――“断罪の剣(エンシス・エクセクエンス)”


「従者狙いか──甘い」


――“断罪の剣(エンシス・エクセクエンス)”


絶対的なアドバンテージである数≠どうにかしようと、チャチャゼロを狙おうとしたが同じく瞬動してきたエヴァンジェリンに、敢えなく防がれる。

……ちなみに、直接エヴァンジェリンを狙わなかったのは、俺とエヴァンジェリンの白兵戦の戦闘技量はおおよそ伯仲していると云っても良く、そうなると単なる白兵戦ではどちらもクリーンヒットしないので千日手なりえるからだ。

しかも2対1なので、こうやって足を止められてしまえば…

「オイオイ、オレモ見クビラレタモノダゼ」

当たり前の様に、チャチャゼロが襲いかかってくる。

「ぐくっ…!」

自由になっている方の籠手で受けるも、やはりエヴァンジェリンの従者だけあって攻撃が重い。……そして、かなり(まず)い事に両手を塞がれてしまった。

「ふふふ、両手が塞がれてしまったぞ。それにロクに身動きも取れまい」

「諦メナ」

「……だが断る」

……とは強がってみたものの、依然としてピンチなのは変わらない。その時ふと球状で待機させておいた魔法の射手≠ェ目に入って──ふと思いついた。

(……あとはぶっつけ本番!)


――“魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾・火の3矢(セリエス・イグニス)”
――“魔法の射手(サギタ・マギカ) 連弾・火の4矢(セリエス・イグニス)”


「ちぃ──何ぃ!? 魔法の射手≠フ振り分け≠セと!?」

「ナカナカ器用ナマネシヤガルナ」

エヴァンジェリンとチャチャゼロは──前者は驚きつつ後者は呆れた様に俺から距離を取る。俺は並列思考(
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