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東方仮面疾走
7.爆走のD/探せ!最速のダウンヒラー
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うしたんだぜ?こんな真っ昼間に」
「博麗山を攻めてたの。あ、ミスチー。私も釜飯一つね」
 そういい、食券を手渡した。
「こんな真っ昼間からかよ。随分気合い入ってんな」
 いや魔理沙、お前の言えたことではない(ブーメラン)。
「そりゃ気合い入るわよ」
「何でまた。言っちゃ悪いが今の博麗スピードスターズにお前らスカーレット姉妹に抵抗できるのは魔理沙しかいない。フラン、お前がでるのも保険でだろ?レコードタイムを大幅に塗り替えるためのな」
「さっすが翔太郎。そこまでわかっちゃうのね」
「そりゃ、な」
 まあ、それはさておき、と話に一段落おいた上でフランが新たに話題を振ってきた。
「博麗山に幽霊がでるでしょ?」
「「「は?」」」
 俺と魔理沙、霊夢はフランのまさかの話題を振りにすっとぼけた声をあげてしまった。てか、霊夢仕事してるのにこっちに反応するなよ。
「どういうことかしら、フラン。幽霊ってなんのこと。そいつが私の賽銭箱を呪ってるってことなの?」
「霊夢、お前は何でも金に結びつけるな!後お前の所の賽銭箱は空なのが平常運転だ」
 何それ悲しい。
「違う違う。そういうのじゃなくて、天狗みたいにバカッ速いハチロクの幽霊よ」
「何だ?空でも飛ぶのか?」
 フランの皮肉に魔理沙が皮肉で返して、沈黙が流れる。
「……………」ピピー
「……………」ア、チョットカマメシトッテクルー
 沈黙って言うか、フランが釜飯取りに行って話し相手がいなくなっちゃった。
 少しして、釜飯を載ったお盆を持ってフランが戻ってきた。
「フフ、幽霊っていうのは冗談だよ」
「おい釜飯はさんで続けるのか?」
「白黒のパンダトレノだよ。見た目はノーマルだけど中身は途方もないモンスターじゃないの?地元が知らないはず無いわ」
 っ!間違いない。紫のハチロクだ!厨房の方に顔を向けると聞き耳をたててたミスチーは、ああ、あいつか、というような顔をしていた。おそらく俺も似たような顔をしてるだろうが、それを転がしてるのが霊夢だってのを知ってるからな。そこまで顔に出てないだろう。
「何言ってるんだ?」
 魔理沙は半信半疑の顔で聞き返す。そうだろう、信じられないだろうな。
「バックレちゃって。まあいいわ。土曜日の交流戦の秘密兵器のつもりならこっちも望むところよ!」
 そういったところで箸を置く。もう食べ終わったのかよ。フラン席を立ち言葉を紡ぐ。
「あのハチロクのドライバーに伝えといて。前に負けたのはコースに対する熟練度と私の油断が原因。私は同じ相手には二度は負けないわ!」
 はい?
「っ!!??」
 そういい残しフランは店を出ていった。
 しばらくの間俺と魔理沙は呆然としていた。
 あのフランが、負けた?霊夢はそれほどまで。いや、考えてみれば俺が紫と見間
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