暁 〜小説投稿サイト〜
オズのエリカ
第二幕その十二

[8]前話 [2]次話
「ここにね」
「カドリングの地図ね」
「魔法の地図よ、魔法使いさんから貰った」
 そうした地図だというのです。
「オズの国の見たい場所を見せてくれるの」
「そうした地図なの」
「ええ、いい地図でしょ」
「オズの国ならではの地図ね」
「海図にも使えるっていうわ」
 見せてくれるのは陸地だけではないというのです。
「だからね」
「それでなのね」
「ええ、いい地図でね」
「この辺りのこともなのね」
「ちゃんとね」
 それこそというのです。
「見せてくれるわ」
「有り難いわね、じゃあね」
「今からね」
「この辺りの地理を確かめるわ」
 その地図でというのです。
「そうするわ」
「お願いするわね」
「さて、それでね」
 さらに言うアンでした、地図を見ながら。
「明日辺りになると思うけれど」
「そこになのね」
「この煉瓦の道を少し東に行ったらね」
 そうすればというのです。
「様々な元素の妖精達の国があるわ」
「妖精達の国があるの」
「ええ、地水火風木金のね」
 そうした元素のというのです。
「妖精達の国があるわ」
「そうなのね、それじゃあね」
「その国になのね」
「行きましょう」
 是非にと言うのでした。
「そうしましょう」
「それじゃあね」
 アンも応えました、そしてでした。
 アンはここでこうも言いました。
「まあ急がない旅だから」
「特によね」
「ええ、だからね」
 それでというのです。
「その国にも行きましょう」
「それじゃあね」
「美味しいものも食べてね」
「テーブル掛けで出して」
「木の実もあるし」
 オズの国にある様々な木の実が成る木のこともお話します。
「だからね」
「そうしたものも楽しみにしながら」
「旅をしていきましょうね」
「わかったわ」
 エリカも頷きました、そうしてです。
 皆はカドリングの国も先に進んでいきました、旅はまだはじまったばかりですがもう楽しいものになっています。
[8]前話 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ