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魔法科高校の劣等生の魔法でISキャラ+etcをおちょくる話
第百四十四話
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カンヘルの起動実験を調査した結果、発生した総エネルギー量だけが算出された。

ざっと世界を十回は吹っ飛ばせるエネルギー量だ。

つまりサイコシャードの総重量マイナスカンヘルの重量かけるエネルギー定数。

サイコシャードはマテリアルバーストと全く逆の方法で生じている筈だ。

素粒子レベルに圧縮された余剰次元が解放されたエネルギーが質量に変換されている、という事だ。

「封印だな。こりゃ」

歩く度カツンカツンと鳴る。

「一夏、歩く意味あるのか?」

「ない。気分」

だって目線が箒と同じくらい…170後半あって新鮮だし。

「歩きにくくない?」

「これ歩いてるふりだし。体重かかってない」

カツン…とラボの床とサイコシャードが音を立てる。

「ダンスシューズか」

「ナイスツッコミ」

「で、いっ君。君どうやって帰るの?」

「んー。飛んで帰る」

「いや…手足は…」

「あー…しょうがない。斬ってから帰る」

奏。出て来てくれ。

影からニュッと奏が出てきた。

その手にはスクレップが握られている。

「サクッと頼む」

奏がスクレップを振り下ろし、右肩が落ちた。

ブシャァッと血が溢れる。

奏が肩口をチロチロと舐める。

しゅぅ…と傷がふさがる。

「おー。ツルツル」

右肩の傷が塞がると、奏は落ちた右手をバリバリと食い始めた。

「すげぇビジュアルだなおい」

「はぐっ…んぐ……ぐ。まだ三本あるぜ」

「そうだな…」

ん…?

「お前サイコシャード食って大丈夫なのか…?」

「特に問題無いぜ」

あ、そうなの…。

そのあと四肢の全てを付け根からすっぱり切られた。

「で、そのだるま状態でどうするんだ」

「あー?」

橙。プラスチック製でいいからとりあえず動く手足頼む。

『しょうがないなぁ』

スッと俺の元の手足と同じ寸法のプラスチック製の義肢が現れる。

あとは魔法で動かすだけだ。

セルフマリオネットの応用で手を握るとカシャと音がなった。

「ちゃんと動くな。うん。これでいこう」

ぎぎぎ……とラボの扉をあけると真っ暗だった。

「おおぅ……。もう深夜か…」

side out












コツコツと束の履く靴がアスファルトをたたく。

束は手足のない一夏を愛おしそうに抱えている。

結局一夏は飛んで帰らなかった。

「束さん。この絵面束さんがヤンデレっぽいんだけど」

「そうかもね」

箒は自分の家へ帰り、一夏と束は織斑家へと帰る。

「ねぇ、いっ君」

「何?」

「私、何回かいっ
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