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こんなチートでもありですかい?そうですかい。
第23話。死徒と使徒。
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様子を見る。・・・・が

「はは、はははははっ」

見る見るうちに、治っていくシオンの顔を見て、苦笑いにも似た笑みを浮かべる晋吾。

「ホンマに、チートも大概にせーやって感じやな。シオン。」

ほっっと安心しながら、現在全裸である状況に、再び苦悩する晋吾であった。









ようやくホテルに戻ってきた晋吾です。シオンはベットで眠っております。

あのあとシオンを背負い、屋敷を出て、某蛇のようにスニークングするかと思いきや、途中で干してあった洗濯物を拝借。

普通に帰ってこれました。親父は「その子どうしたの?」と質問攻め。息子が朝まで帰らんかったのに女のことばかり聞きやがって。

アレ?朝まで帰らない?・・・・朝帰り。女づれ。・・・・おk。分かったよ親父。違うんだって、そうじゃないんだって。

しばらくしてシオンが目覚める。そして事情説明。・・・・めっちゃ怒られた。

すごく心配してくれてることが分かったので素直に謝った。ごめんな親父。

シオンはもう行くとのこと。体調を気遣ったのだが、最高に絶好調らしい。・・・・すげぇな俺の血。

「ありがとうございます晋吾。私一人ではどうなっていたことか・・・・」
「なに。俺はやりたいことをしたまでじゃ。」
「それでもありがとう。」

差し出された手を握る晋吾。

「おう。日本に来た時は、俺を呼んでくんろ。力になるさかい。」
「・・・・ええ。その時は、是非」

そうしてシオンと分かれた。今回の件はシオンが事後処理をしてくれるらしい。

なんでも教会とかに説明が必要だとか。シオンがいてくれてよかったわー。

ノリで力になるとか言ってしまったが、まぁいいだろう。

彼女とはまた会うことになる。今度も大変だろうが、任せろ。

友人が困ってるときぐらい、手を貸すのは、友人として当たり前だろ?
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