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諦めないことが
第四章
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「宜しければ総督閣下にです」
「会いたいか」
「そうしたいのですか」
「閣下はご多忙、しかしだ」
 それでもとだ、男はソライに答えた。
「君の志は確かな様だな」
「怪しいと思われるなら剣も全て置いてです」
「そうしてだな」
「閣下とお会いしてです」
「それでか」
「閣下とお話をして」
 そしてというのだ。
「どういった方か知りたいです」
「そうしてか」
「この国をどうされるのかを直接」
「わかった、ではな」
 男はソライの言葉に頷いた、そうして彼を都まで連れて行き。
 そのうえで彼を総督に会わせた、幸いソライは彼と会うことが出来て白く長い髭を生やし洋服を着た彼と深く話をした。
 そのうえでだ、彼は総督に言った。
「貴方の様な方がこの国におられれば」
「この国はか」
「今の様になっていなかったでしょう」
「そう思うならだ」
「これからですね」
「わしの様な者を育て」
 そのうえでというのだ。
「この国も民もな」
「豊かに強くすべきですね」
「そうすることだ」
「そうですか、しかし貴方は」
 ここでだ、ソライは総督の顔を見た。見れば剣難というか銃難の相があった。彼は母の血でそうしたこともわかるのだ。
「刺客にお気をつけ下さい、ですから」
「君がか」
「警護の一人について宜しいでしょうか」
「そう言ってくれるなら頼む」
 総督はソライに毅然として答えた、そしてだった。
 彼は総督の護衛となり彼が他国で列車から降りた時に暴漢に銃撃で襲われそうになった時事前に察し密かにその暴漢と仲間達を取り押さえ事無きを得た、そしてこれが結果として彼の国を救うことになりやがて国と民は豊かになり救われた。
 その豊かになった中でだ、ソライは親しい者達に話した。
「隣国に助けてもらってですが」
「それでもですね」
「国と民が豊かになって」
「それでよかったですね」
「はい、これからは」
 ソライは言うのだった。
「二度とです」
「あの様な惨状に陥らない」
「そうしていかねばならないですね」
「我々の手で」
「そうしてもっといい国にしていきましょう」
 こう言うのだった、彼は今の状況になってよかったと思っていた、だがまだこれからとも思い自分の国と民を見るのだった。
 そして男にもだ、こう言った。
「諦めては駄目ですね」
「力がないとな」
「そのことがわかりました、身分や一人しかと思わずに」
「やれることをやらねばな」
「そのことを忘れていました」 
 ソライは歯噛みしてこうも言った。
「ですが」
「これからはだな」
「思い出しましたので」
 それ故にというのだ。
「私は前を向きます」
「そうすることだ」
 是非にとだ、男は今は自分の友となっているソライに言った。そし
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