暁 〜小説投稿サイト〜
真ソードアート・オンライン もう一つの英雄譚
インテグラル・ファクター編
第二層攻略 その後
[1/3]

[8]前話 [1] 最後 [2]次話
「こちらの商品、店売りで最大強化の+6!デバフ耐性の高さはさっきのボス戦でご覧の通り!オレッちの見立てでは第四層ボスまで通用するネ!」
「ほならまずは五万スタートやな!五万でいるか?」

キバオウとアルゴはレジェンドブレイブスから受け取った装備を使ってオークションをしている。特にキバオウは現実では商売人だったのかやけに様になっている。
第二層攻略後、ネズハは武器のエンド品すり替えについて攻略組の面々に謝罪した。当然攻略組のプレイヤー達は動揺と怒りを表していたが、レジェンドブレイブスのメンツも共犯者だと名乗り出たことである程度沈静化した。しかし、

「そんな事で許されるわけないだろ!!そいつらの言う通り強化した武器を売れば金は戻ってくるだろうが、死んだ人間は戻ってこねぇんだよ!!」

突然フードのプレイヤーが叫んだ。そしてその言葉にプレイヤー達に動揺が走る。プレイヤーが死んだという情報。それは最悪の事態だ。

「俺は知ってるんだ!そいつに騙し取られて安物の武器で狩りに出たら雑魚Mobに殺されたってな!!それを金だけで償えるわけないだろ!!」
「な!?」
「わかってんだろ?殺しちまったんだ。命で償えよ詐欺師共」

フードはそう言い放つと反響するように周りの人達も償いを求めさせるが如き雰囲気が流れ始めた。これは危険だ。

「みんな落ち着いて!」
「そうよ!そんな話聞いたことないわよ!?」

コハルとアスナは反論するが誰も聞いてはくれてないようだ。

「静かに!!」

突然リンドが声を上げた。皆んなはリンドの方を見つめる。

「オルランドさん。貴方は彼らのリーダーだ。ならわかるな?」

リンドは自分のメニュー欄から一本の剣を出すとオルランドの前に突き刺した。

「まさか……!?」

俺はこれからオルランドがすることを止めようと前に行こうしたが思ったより他のプレイヤー達が邪魔で前に行けなかった。

「オルランドさんそれだけは……それだけはやめてください!!」

ネズハは泣きながらオルランドの所に行こうとしたが、フードのプレイヤーを含む数人に取り押さえられた。

「ナーザ。最後にお前も揃って真の《レジェンドブレイブス》として戦えたことは誇りに思う。そして、お前にだけ辛い思いをさせて悪かった。ナーザそしてレジェンドブレイブスの勇者達よ!……ではな」

オルランドは地面に突き刺さっていた剣を抜くと、今度は自分の体に突き刺した。ここは圏内とは違い、剣で突き刺さればHPは減っていく。そして0になれば……

「オルランドさん!!」
「オルランド!!」
「そんなのいやだ!オルランドさん!」

ブレイブスのメンバーも叫ぶ。オルランドのHPは赤ゾーンを切り、もうすぐ0となる。
そして0になる瞬間
[8]前話 [1] 最後 [2]次話


※小説と話の評価する場合はログインしてください。
[5]違反報告を行う
[6]しおりをはさむしおりを挿む
しおりを解除しおりを解除

[7]小説案内ページ

[0]目次に戻る

TOPに戻る


暁 〜小説投稿サイト〜
利用規約/プライバシーポリシー
利用マニュアル/ヘルプ/ガイドライン
お問い合わせ

2024 肥前のポチ