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仮面ライダーエグゼイド この手の中
第十六章
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「何もわからんから御成に一切任せて住職の座だけは座っていてだ」
「ゲームしてるのかよ」
「昼寝とな」
「本当に働けよおっさん」
「五月蠅い、働いたら働いたらで迷惑かけまくりと言ったではないか」
「実際碌でもないことにばかりなってたからだろ」
「では働かない方がいいではないか」
 開き直って言う仙人だった、だが何はともあれ彼も言ったしゴーストも檀正宗に対して言った。
「絶対に負ける訳にはいかない」
「ははは、そう言っても私には勝てない」
「いや、勝つ」 
 必ずとだ、ゴーストは檀正宗に返した。
「貴方にもスサノオにも」
「あの方にもか」
「そうだ、勝つ」 
 何があろうともというのだ。
「それを言っていく」
「神に人が勝てると思うことが傲慢だ。だがその傲慢を正すのも神の務め」 
 まさに心から人間でなくなっていた、それが完全に出た言葉だった。
「明日はそうした戦いにもなるな」
「はっきり言っておく、御前は神ではない」
 スペクターはその檀正宗を睨み据えて告げた。
「かといって人間ではない」
「では何だというのかね」
「スサノオの手駒になっただけだ」 
 そうした存在に成り果てたとだ、スペクターは檀正宗本人に告げた。
「只のな」
「神がより高位の神にお仕えしているとは思わないのか」
「戯言だな、貴様が言う神は絶対神だったことは貴様とは初対面の私でもわかる」
 ネクロムも檀正宗に言った。
「しかし自分以上の存在に膝をついた時に貴様は神になったつもりの存在から手駒に成り立てたのだ、マコトの言う通りにな」
「では君達はその下僕である私に敗れるのだな」
「それは絶対にないわ」
 明日那も檀正宗を見据えていた、変身していないが彼に対して一切の気後れの類はない。それで言うのだった。
「貴方は明日絶対に敗れるわ」
「あくまでそう言うか。しかしそれは戦えばわかる」 
 その時にというのだ。
「では明日の十二時に待っている」
「ええ、その時にまた会いましょう」
 明日那が応えた、それを返事としてだった。
 檀正宗は風魔やバグスター達を共にライダー達の前から自分達の身体を光に変えたうえで姿を消した。これで今回の戦いは終わったが。
 ライダー達も他の戦っている者達も変身を解いた、そのうえでだった。
 檀は宝生に眉を顰めさせた顔で言った。
「はっきり言おう、私はスサノオとは決して相容れない」
「はい、貴方はそうした人ですね」
「私は私だ」
「檀黎斗さんですよね」
「その通りだ、私は誰の下僕にもならないし仕えて喜びと感じることもない」
 檀正宗がそうである様にだ。
「決してな。だからだ」
「スサノオと戦っていきますか」
「スサノオが飽きるまで戦っていく」
「仮面ライダーとして」
「い
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