第六章
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「こいつスサノオのことは知らないみたいだな」
「スサノオ？何だそれは」
スサノオと聞いてだ、檀はその眉を動かして聞き返した。
「ゲームの敵か」
「やっぱり知らねえな」
「間違いないわね」
アカリも檀の今の反応を見て確信した。
「この人スサノオのことは知らないわね」
「ただ、この人が蘇ってきたのはどうしてか」
カノンも考えつつ言う。
「それはやっぱり」
「黒衣の青年だろうな」
「あの人がやったんだろうな」
シブヤとナリタもこう察していた。
「この人のコンテニューなかったにしてもあったにしても」
「土管ここに出したんだろうな」
「間違いないな」
ジャバルも腕を組んで述べた。
「この男がここに出て来たのは黒衣の青年の導きだ」
「だろうな、まあいきなり爆弾落とされた様なものだな」
ユルセンは檀がここに来たのをこう表現した。
「黒衣の青年も碌でもないことするぜ」
「さっきから私の知らない話ばかりするが」
檀は首を傾げさせ腕を組んでこう言った。
「詳しく説明をしてくれるか」
「ええ、その代わりじっとしていてね」
アカリは檀の如何にも落ち着きのないその気質を見抜いて忠告した。
「さもないとすぐにお医者さん達呼ぶから」
「宝生永夢達をか」
「それとタケル達も戦うから」
「そういえば君達も仮面ライダーだったな」
檀は天空寺達を見てこのことに言及した。
「私と同じく」
「はい、ですから」
それでとだ、天空寺は檀に警戒する顔で答えた。
「おかしなことをされたら」
「ふん、私はあくまで我が道を行くまでだ」
「それを止めさせてもらいますから」
「止めるものなら止めてもらおうか」
「だからそういう性格をあらためろよ」
ユルセンはライダーバトルに入りかねないとみてさりげなく檀を止めてことを収めにかかった。そうしてこうも言うのだった。
「あんた聞かないといけない話もあるだろ」
「そうだな、スサノオと黒衣の青年のことだ」
「この話長くなるけれどいいな」
「興味深い、聞かせてもらおう」
これが檀の返事だった、そしてだった。
彼は天空寺達からスサノオに黒衣の青年そして仮面ライダーのことを聞いた。その話が全て終わってからだった。
彼は考える顔でだ、こう言った。
「そうか、ではバグスターもだな」
「間違いありませんぞ」
御成は檀に身を乗り出す様にして答えた。
「檀殿も今思うとでありましょう」
「何かのバグがあってだ」
そしてとだ、檀も御成に言葉を返した。
「あの様にしてだ」
「活動していましたな」
「私はそれを自分が生み出したと思っていたが」
「バグスターのそうした部分も」
「私は私の思惑を超えたとな」
その能力で以てというのだ。
「そして私自
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