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ドリトル先生と奇麗な薔薇園
第九幕その十二

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「仮面ライダーアマゾンだね」
「物凄いワイルドなヒーローだったけれど」
「ああしたヒーローでないとだね」
「とても生きられない様な場所だから」
「アフリカ以上だっていうんだ」
「巨大な蛇や鰐や猛獣がいてね」
「何メートルもある鯰やピラルクにね」
「デンキウナギやピラニアまでいるから」
 そうした様々な生きものがこれでもかといるのです。
「毒蛇に毒虫にね」
「ドクガエルもいるね」
「そんな場所アフリカにもないよ」
 それこそというのです。
「だからね」
「アフリカのジャングルよりもだね」
「遥かに凄いよ」
 そうした場所だというのです。
「アマゾンはね」
「アフリカで生まれ育った王子もそう言うんだ」
「それだけに研究のしがいがあるんだね」
「そうなんだ、そしてそのアマゾンにね」
「日笠さんは行ったんだね」
「そうだよ、それに今度水族館にドラドを入れて動物園にもアメリカバクを入れる予定でね」
「そのアマゾンにいるバクだね」
「そのこともあって行っているんだ、水族館の人達もだよ」
「ドラドを貰うから」
「だからね」
 その為にというのです。
「今は日笠さんは日本にいないよ」
「そうなんだ、わかったよ」
「うん、アマゾンは凄い場所だから用心されてるそうだよ」
「本当に凄い場所だからね」
 王子はまたアマゾンのことをお話しました。
「もう何があるかね」
「わからない様な場所だからね」
「まだ未知の生きものもいるよね」
「そうらしいね」
 戦士絵もこのことは否定しません。
「どうやら」
「先生も行ったことあるよね」
「いやあ、王子と一緒にアフリカに行った時も大変だったけれどね」
 先生はその時のことをお話します。
「アマゾンは正直ね」
「もっとなんだ」
「うん、もっと大変だったよ」
 そうだったというのです。
「動物の皆やガイドさん達がいてくれなかったら」
「まあ先生お一人じゃね」
「アマゾンは無理だね」
「先生はそうだね」
「うん、運動神経もないしサバイバルもね」
 知識はあってもです。
「実践は出来ないんだよね、僕は」
「だったらね」 
「僕一人じゃアマゾンはね」
 とてもというのです。
「無理だよ」
「そうだね、皆がいてくれているから」
 先生は皆を見つつ王子にお話します。
「アマゾンもいけたよ」
「そうだね、まあとにかく日笠さんのことはね」
 この人のことはといいますと。
「帰国を待っていようね」
「そのアマゾンからね」
 王子は内心思うことを先生とお話しつつです、そしてでした。
 先生達は王子と一緒にです、晩御飯を食べました。その晩御飯もとても美味しいものでした。
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