機動戦士ガンダム
2142話
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て訳にはいかなかったのか?」
T-LINKシステムの方で調整をしてくれるというのであれば、それこそここで無意味に時間を使う必要もなかったのではないか。
そんな俺の疑問に、レモンの隣にいたマリューが口を開く。
「T-LINKシステムによる調整、最初から出来ない訳じゃないわ。けど、ベースとなる設定の数値が極端に違うと、思ってもみなかった数値に設定される可能性があるのよ。そうならない為には、やっぱり大体の数値は設定しておく必要があるの」
「あー、なるほど。やっぱり何事もそう簡単にはいかないのか」
そもそも、T-LINKシステムの方で調整をしてくれるのであれば、あそこまで時間を掛けて調整する必要もなかった……そう思っていたのだが、やはり相応の理由があったのだろう。
「そうなると、微調整とかはT-LINKシステムの方でやってくれるんだから、最終調整とか、そっちの方は俺が気にしなくてもいいんだな?」
「ええ、そうね。その辺りは問題ないわ」
マリューがそう告げ、レモンも頷く。
ともあれ、ギリギリ……本当にギリギリではあったが、ニーズヘッグの改修は完了した。
グラナダを攻略するまでにはまだ結構な時間があるし、尻尾を付けたニーズヘッグに慣れるという意味でも、取りあえず問題はないだろう。
そう判断し……俺は、取りあえずウルドの糸でハッキングしたメギロートを技術班に預けると、ニーズヘッグを空間倉庫に収納するのだった。
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