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オズのガラスの猫
第九幕その一
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               第九幕  香辛料の畑
 一行は遂にです、オズの国で最も美味しい香辛料を作っているお百姓さんのお家の前まで来ました。見ればお家の後ろにはです。
 色々な畑があります、ガラスの猫はその畑を見て言いました。
「あの畑がなのね」
「そうよ、香辛料の畑よ」
 オズマはガラスの猫に答えました。
「あれ全部がね」
「そうよね、あそこで胡椒とか唐辛子を作っているのね」
「生姜もシナモンも山葵も大蒜もね」
「全部よね」
「そう作っているのよ」
 そうだというのです。
「あそこでね、じゃあね」
「ええ、今からね」
「お百姓さんに会いましょう」
「それじゃあね」
 こうお話してです、オズマがお家のベルを鳴らすとです。一人の若くて大柄なウィンキーの女の人の服を着た人が出てきました。髪の毛は栗色で目は灰色でお顔立ちも逞しいです。
 その人がです、オズマ姫を見て言いました。
「オズマ姫ようこそ」
「ええ、ちょっと訪問させてもらったわ」
「訪問っていいますと」
「実は香辛料が欲しくて」
 それでというのです。
「お邪魔したの」
「そうなの、それでなの」
「ええ、それでね」
「はい、香辛料をですね」
「欲しいけれど」
「どういったものですか?」
 女の人はオズマに笑顔で尋ねました。
「それで」
「といってもね」
「一つではないですか」
「河豚は知っているかしら」
 このお魚のことをお話に出したオズマでした。
「日本でよく食べるお魚だけれど」
「河豚ですか、食べたことはないですが」
「知ってるのね、貴女も」
「はい、名前だけは」
「その河豚料理に合う香辛料をね」
 それをというのです。
「欲しいの」
「そうですか、実は私は河豚は」
「食べたことがないのね」
「はい、名前だけです」
 知っているのはというのだ。
「今お話した通りに」
「じゃあ今から食べてみる?」
 それならと応えたオズマでした。
「河豚を実際に」
「はい、それじゃあ」
「今からね」
 二人でお話してです、女の人も河豚を食べてみることにしました。皆でお家に入ってそうしてでした。
 一行は女の人のお家に入りました、女の人のお名前はペッパーといいました。何とこの人のご親戚に。
「ジンジャー将軍がですか」
「従妹だったんですか」
「そうなのよ」
 その人ペッパーさんは五人に笑顔でお話しました。
「実はね」
「ううん、何か」
 ジョージはペッパーさんを見て言いました。
「あまり似ていないですけれど」
「よく言われるわ」
「はい、ペッパーさんは大柄ですから」
 神宝も言います。
「ジンジャーさんよりも」
「そうよね、私はお父さんに似たの」
「将軍のお父さんにですか」
 今度は
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