暁 〜小説投稿サイト〜
転生とらぶる
機動戦士ガンダム
2139話
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のある者達だけだろう。
 いやまぁ、その気持ちも分からないではないのだが。
 マハル全体の人数を連れてくるとなれば、それこそパプア級で運ぶよりコロニーその物を移動させた方が手っ取り早い。
 まぁ、それでもパプア級2隻分ともなると、相当な人数になるのだろうが……海兵隊の人数を考えれば、そこまで不思議な話でもないのか?

「一応言っておくが、クレイドルにはバッタや量産型W、メギロートといった連中がいる。マハルに……スラム街にいた時と同じ感覚で犯罪に手を染めた場合、即座に捕らえられるからな」
「分かっている。シーマ中佐にもその辺は言ってあるから、問題ない。一応クレイドルに来る者には、その旨をきちんと説明するように言ってある。……もっとも、それに納得した上でクレイドルにやってきても、犯罪に手を出す者は少なからず現れるだろうが……」

 そう告げるラルの言葉に、俺も頷きを返す。
 ラルにとってその辺は容易に予想出来る事なのだろう。
 法律の方も出来るだけ早く決めた方がいいだろうな。
 とはいえ、ルナ・ジオンの法律は連邦政府やコロニーのものに乗っ取った法律になるのだろうが。

「私は、そこまで心配する必要はないと思っています。マハルの人達が犯罪を犯すというのは、そうしなければ食べていく事が出来ないからでしょう? ならば、きちんと住居と仕事を与えれば……」

 セイラの言いたい事も分かるし、実際にそれで犯罪に手を出さなくなる奴も出てくるだろう。
 だが、世の中にはどうしても犯罪を止められない奴ってのも、いる。
 特にスラム街で生きるか死ぬかといった暮らしをしてきた者であれば、尚更だろう。

「セイラの話は分かった。実際、スラムの住人の殆ども、犯罪をしなくても良くなれば、普通に暮らすだろうし。ただ……もし犯罪を止める事が出来ない奴がいる場合は、当然しっかりと罪を償って貰う事になるぞ」

 とはいえ、この場合の罪を償うってのは何をさせればいいんだ?
 ただ刑務所のような場所に隔離しておくってだけでは無駄に食料とかを消費するだけになる。
 場合によっては、食うのに困らないって事でそれを目的に犯罪に手を染める奴……ってのも、いる可能性はある。
 そうなると……

「クレイドルの開墾をさせるか。勿論逃げ出さないように量産型Wやバッタ、メギロートなんかの無人機を見張りにつけて」
「開墾?」

 俺の言った意味が分からなかったのか、セイラがこちらに視線を向けて尋ねてくる。

「ああ。クレイドルの広さを考えれば、普通に荒れ地となっている場所も当然ある。そこを開墾して畑にし、食料を増産して貰う。自分達で食料を作るといった真似をすれば、再犯は少なくなるだろうし」

 そうなると、農作物が出来るまでは……ああ、そう言えば夕呼から
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